国会で立憲主義を否定するかのような答弁を繰り返しているとして「憲法の基本を理解して」との思いを込めた。
個人の権利や自由を保障するために、憲法で国家権力を制限するというのが立憲主義だ。
安倍首相は今月3日の衆院予算委員会で「憲法が国家権力を縛るというのは、王権が絶対権力を持っていた時代の考え方だ。今は国の形、理想を語るものだ」と答弁した。
12日には、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認をめぐって「最高責任者は私だ。政府の答弁に対しても私が責任を持って、その上で、選挙で審判を受ける。審判を受けるのは内閣法制局長官ではない」と述べた。現行の政府の憲法解釈が、内閣法制局を中心に積み上げられてきたことを意識した発言だ。
「民主主義国家が共有する立憲主義を過去の遺物であるかのようにみる発言にショックを受けた」と同会の 黒沢 (くろさわ) いつき共同代表(33)。
「選挙に勝てば自分の手で憲法の読み方をどう変えようと構わないというのも、手続きに対する理解が不十分。首相として当然持っているべき知識があるのか」と疑問を呈す。
黒沢さんらは、大学で多くの学生が憲法の教科書として使う芦部氏の著書を選んだ。安倍首相は昨年3月の国会質疑で「芦部信喜さんという憲法学者、ご存じですか」と問われ「存じ上げておりません」と答えた。
同封した手紙では「憲法の本質を十分に理解されていないのなら、法の支配の原理を基本的な価値とする他国と連携を深めることなどできない」と指摘。「基本知識が万全でなければ国政を信託できかねます」と進言した。バレンタインデーにちなんだ熱い思いは伝わるだろうか。
「共同通信」より転載
読まないだろうなぁ。仮に読んでも立憲主義を理解する頭は、この男にはないだろう。
「美しかった戦前の日本を取り戻す」執念に憑かれた男に、日本国憲法を理解する能力があるとは思えない。
国民主権についても理解しているのかどうか疑問だね。
しかし話はまったく関係ないが、カーリングという競技がおもしろい。前回五輪くらいからテレビ観戦するようになったが、実に奥が深いと思う。
漬け物石の氷上投げくらいの認識しかなかったが、観ていると引き込まれる。ストーンを投げる角度やスピード、回転力、そしてスイープというブラシでの氷の掃き方など物理的な要因で微妙にストーンのラインが変わる。石の置き方による戦術の妙味、選手の顔の表情など観ていて興味がつきない。
是非一見をおすすめします。
残念ながら、世界ランク一位のスゥェーデンに負けて、予選敗退となったが、今一歩の試合も多かった。よく頑張ったと思う。ママさん選手は、帰国したら思いっきりチビちゃんを抱きしめて、「ママ頑張ったよ」と伝えてあげると良い。