プルサーマルを推進した小泉元首相 あんたにだけは言われたくない「脱原発」2 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

「原発なくそう ミツバチの会」の活動報告や事務局ノブクンの日々のつぶやきを発信しています。

 

最近、小泉純一郎元首相の脱原発論を持ち上げる向きがあるみたいで、とうとう細川元首相が小泉氏と連携して東京都知事選に「脱原発」ワンイシューで出馬かと取りざたされるようになりました。



細川元首相なんて、佐川運輸献金疑惑で政権を投げ出し、その後政治からずっと遠ざかっていたわけで、もはや政治の素人と言ってもいいと思われますが?



75歳とご高齢ですし、今さら感がありありです。要は細川氏に期待というより、小泉劇場をまたみてみたい、街頭で応援演説に立つ小泉氏なら絵になる、というさもしい根性で、朝日新聞だとか毎日新聞も持ち上げているようですし、いわゆるリベラル派の方々も一部で期待している人がいるようです。



細川氏でも、私も少なくとも田母神「閣下」よりはいいと思いますが、ベストの選択とは言えないと思います。


さて、実は小泉氏は福島原発後半年も経たないうちに、脱原発っぽいことを言いだしていました。すかさず、2011年9月19日に書いたのが以下の記事です。



プルサーマルを推進した小泉元首相 あんたにだけは言われたくない「脱原発」



以下、その記事の概要を記載して、いかに私が慧眼か、ではなくて、「官僚にだまされた」の一言で済まそうとしている小泉氏がいかに反省のない人なのか、引用して検証してみたいと思います。




小泉純一郎元首相は(2011年)9月18日、川崎市川崎区内で講演し、福島第1原発事故を受けた今後のエネルギー政策に関して


「政府は原発建設を進めてきたが、この費用を安全な自然エネルギー開発に使い、原発依存度を下げるべきだ」



と述べ、“減原発”実現を訴えたそうです。



 同時に



「政府は、原発は低コストだとしてきたが、高レベル放射性廃棄物を処分するには、膨大な費用と数万年単位の時間がかかる」


と指摘、原発はコスト面でも問題があるとの認識を示しました。



東日本大震災に関しては


「震災の困難をチャンスに変えることが日本ならできる」


と、小泉氏独特のジェスチャーを交えて語った、というんですが・・・・・



言っていることは結構正しいんだけど、この人に言われると、なんかムカつく(爆)



5月には



「自民党政権も原発を推進し、過ちもあった。これから原発を増やすのは無理で、大事なのはいかに原発への依存度を下げていくかだ」



とも述べていますが、今更こんなことをいうなら、自分の長期政権時代に何か手を打つべきだったのです。



だいたい、この人が「手を打った」小泉改革って、ほとんどいいところなしでしょう?



竹中平蔵の子分木村剛被告人らに整理回収機構が50億円請求 小泉構造改革の罪

 

 

 

小泉さんも、原発利権の癒着構造に乗っかっていたわけです
からね。


保安院のやらせを産んだ原発推進利権 自民党・経産省・財界・マスメディア・自治体の癒着の構造




この問題に関して、最も問題だと思うのは、小泉内閣が、原発推進計画『エネルギー基本計画』(平成15年10月策定)を作り、超危険なプルサーマルを推進したことです。


この人こそ「地上最悪の猛毒」プルトニウム混じりのMOX燃料を使うプルサーマルを推進したのです。



福島第1原発の3号機もプルサーマルですし、電力会社と保安院がやらせシンポジウムを開いた玄海、泊、浜岡など全部プルサーマルを強引に押し進めようとしたところばかりなんです。



使用済み燃料を再処理してプロトニウムを抽出してウランに混ぜるプルサーマルは、核燃サイクルを恒久化します。原発をなくせなくするための最もやばくて、最も儲かる原発なんですね。



燃料・技術を提供するアメリカも。



原子力安全・保安院がやらせ質問・動員要請 世論工作 中部電力、四国電力、中国電力 全部やろ! 続報あり


 

 

さらに、さらにひどいことには、小泉政権は、香川県にあった世界最大の日本で唯一、原子炉の耐震性をテストできた起震台を「必要ない」として廃止、5年の歳月と310億円をかけて建設した施設を建設費の100分の1以下で民間業者へ売ってしまっているのです。


かたや、福島原発から最も危険の大きい放射性物質を放出したプルサーマルを推進し、かたや、原発の耐震性確保の要を放棄。



与謝野馨「原発事故は神様の仕業」 中曽根・小泉・安倍自民党原発推進議員人脈 地下式原発議連のお笑い

 

 

いま、受け狙いで評論家的に放言している内容が少しまともでも、自分のやったことに全く反省のない元首相をそのままに放置すべきではありません。

この人の責任をきちんと追及して、社会的には「永眠」してもらうことが、結局、脱原発、ひいては世のためだと思います。



。。。引用は以上で終わりです。

 



最近では、核燃サイクルが破たんしている現状から核廃棄物の処理ができないという根拠で、即時原発ゼロを主張している小泉氏。


そうであるならば、なおさら、プルサーマルを推進した自らの政策を官僚にだまされたという一言で片づけずに、正面から反省するべきです。靖国参拝では、靖国参拝を自粛して中国との関係は改善したのかと開き直る小泉氏。


結局、自分のやったことにはまるで頓着なく無反省な彼に頼って、脱原発を進めようなんて言うのが間違いなのです。


マスコミは原発推進の安倍首相と師匠格の小泉元首相の対決を面白がっているだけ。真面目に脱原発を望む国民は乗せられてはいけません。


佐藤栄作 中曽根康弘 小泉純一郎 石原慎太郎 橋下徹 悪政無答責・逃げ切りの系譜を断とう


 

小泉氏にまだ人気があるとは情けない国民性。



弁護士宮武嶺「Everyone says I love you !」より転載





ホントニね。なんだか救世主が現れたみたいな論調の記事が溢れているけど、脱原発だけのシングルイシューでその他の政策を確かめもせず、反桝添で統一をと言われても、そうですかとはならないんじゃないの。
何しろ「郵政民営化で日本を変える」と熱狂させて、規制緩和で低賃金非正規労働者をワッと増やした男が後ろ盾だからね。

僕の所に届くメールでも、桝添に勝てる細川で統一した方が良いというのがあるけど、憲法問題はどうなのかとか、安倍政権に対決する姿勢が本当にあるのかとか、肝腎なこと抜きで脱原発だからいいじゃんとはならないだろう。


少なくとも憲法擁護、集団的自衛権は認めない、秘密保護法廃止、安倍政権の暴走と対峙するくらいは言ってくれないとなぁ。