東京都知事選23日告示 宇都宮けんじさん(67)決意と抱負 憲法と生きた弁護士として | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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23日告示、2月9日投票の東京都知事選挙に立候補を表明した日本弁護士連合会前会長の宇都宮けんじさん(67)=無所属、日本共産党など推薦=に決意と抱負を聞きました。(聞き手・青野 圭/写真・山城屋龍一)





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(写真)インタビューに答える宇都宮けんじ都知事候補

 私は弁護士として42年間、「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命」(弁護士法第1条)として取り組んできました。



 しかし、安倍政権の政策や行動―国民のごうごうたる反対の声を無視した特定秘密保護法の強行採決と首相の靖国神社参拝、従来の自民党政府すら認めなかった集団的自衛権の行使を法律や閣議決定で容認する動きなど―は、実質的な憲法の破壊・クーデターです。憲法施行後67年間で、最大の危機です。


 憲法とともに生きてきた弁護士として、到底認められない政権です。この暴走にストップをかけないと、とんでもない社会になります。


激励の賀状


 都知事選は自治体の選挙ですが、日本の将来がかかった選挙です。日本全体が選挙の行方をかたずをのんで見守っていると思います。今年のお正月は、都民以外の多くの方から激励の年賀状が届きました。全国のみなさんの願いを受け止めてたたかいたい。


 石原・猪瀬都政の14年間で、東京は貧困と格差が広がり、福祉は切り捨てられました。私は政策の第一に「働きやすく、くらしやすい希望のまち東京」を掲げ、“生活都市”をめざします。


 石原・猪瀬都政は都営住宅を1戸も建てませんでしたが、「住まいは人権」です。高齢者や子育て支援、環境と防災重視、原発のない社会をめざします。


 教育行政の基本は、子どもが生き生き学ぶことができる学校づくりです。「日の丸」「君が代」を強制し教員への管理・統制を強める教育は、憲法改悪と表裏のもので一番の犠牲者は子どもたちです。


 猪瀬直樹前知事は裏献金疑惑で辞職しましたが、これで一件落着・幕引きを許すわけにはいきません。都政のあり方が問われている問題です。私が知事になったら都議会に百条委設置を要求します。


 東日本大震災被災者や原発事故の被害者に歓迎されるオリンピックにするためにも、被災者・被害者の救済と生活再建、原発事故の収束を急がなければなりません。


賭場許せぬ

 見逃せないのは、オリンピックにからめてカジノを招致しようという動きがあることです。私は長い間、多重債務者の救済に取り組んできましたが、ギャンブル依存症の方が多く、家庭崩壊や自殺、犯罪などの悲劇が絶えませんでした。カジノは刑法が禁止するばくちです。青少年に夢を与えるオリンピックに合わせて賭場を造るなどとんでもありません。


 都民本位の都政をめざす私たちの選挙は、政策を前面に出して都民に納得してもらうことが重要です。前回の都知事選で、私は96万8960の支持を得ました。これを土台に運動の輪を、さらに広げていきたい。


 弁護士として歩んできた42年間が私の財産です。サラ金・ヤミ金問題や貧困問題に取り組んできました。社会的弱者に寄り添い、サラ金規制法の改正など法律や制度を変えてきた経験を都政でいかしたい。


 うつのみや・けんじ 1946年、愛媛県旧東宇和郡(西予市)生まれ。67歳。日本弁護士連合会前会長。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。多重債務、サラ金・ヤミ金被害者の救済に尽力。約6万超の悪徳業者を告発しました。現在、反貧困ネットワーク代表、年越し派遣村の名誉村長、脱原発法制定全国ネットワークの代表世話人などを務めています。




「しんぶん赤旗」より転載



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都民調査 「投票行く」93% 都知事選 
舛添氏、細川氏、宇都宮氏に支持


本紙は二月九日投開票の東京都知事選挙を前に、都政や国政に関する世論調査を行った。投票について「必ず行く」と「たぶん行く」と答えた人が合わせて93%に上り、関心の高さを示した。


都知事にふさわしいと思う人は誰かを聞いたところ、半数は「決めていない」「分からない・無回答」と答えたものの、元厚生労働相の舛添要一氏(65)を挙げた人が最も多かった。


 調査では、都知事選への出馬を表明、または出馬が取り沙汰された人物を選択肢に挙げ、次の都知事にふさわしいと思うのは誰かを聞いた。舛添氏に次いで元首相の細川護熙(もりひろ)氏(75)、前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(67)が続いた。


 都知事に求められる資質には「実行力」を挙げた人が最も多く、次いで「発想力」と「行政経験」「調整力」と続いた。投票の際に重視する政策は「医療・福祉」「教育・子育て」「原発・エネルギー政策」「雇用対策」の順だった。


 舛添氏を「ふさわしい」とした人は自民と公明支持層、細川氏を推す人は民主支持層に多かった。共産支持層の六割と社民支持者の四割は宇都宮氏を挙げた。一方、無党派層の六割強は支持を決めていないが、一割ほどが舛添氏を推した。


 原発政策では、宇都宮氏と回答した人のうち「ある程度時間をかけて原発ゼロにする」「すぐに原発ゼロにする」と答えた人が八割を超えた。細川氏を選んだ人でも七割、舛添氏でも五割を超えた。


◆改憲反対56% 脱原発6割超

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 今回の調査では、憲法九条の改憲に反対する人の割合が半数を超え、二〇一二年の前回都知事選前の調査から20ポイント以上増えた。また、脱原発を望む有権者の割合も依然高かった。


 安倍政権は戦争放棄と戦力不保持を掲げた憲法九条の解釈変更を目指すが、調査では、九条について「改正しない方がよい」と答えた人が56・9%に上り、前回調査の35・1%を大幅に上回った。一方、前回46・2%を占めた「改正する方がよい」は、31・6%にとどまり、改憲容認と反対が逆転した。


 年齢別では、全世代で反対が多数を占めたが、特に二十代では反対が七割近くに達し、改憲への異論が強かった。


 支持政党別では、自民支持層は47・7%が賛成し、38・4%が反対。民主支持層は反対が62・5%で、賛成は29・4%。無党派層では反対が67・7%、賛成が22・9%と、大きく差が開いた。


 一方、安倍政権が「重要なベース電源」と位置づける原発の政策をめぐっては「すぐに原発ゼロにする」と答えた人が一割超、「ある程度時間をかけてゼロにする」が五割を超えた。


 【調査の方法】調査は10~12日の3日間、都内有権者を対象にコンピューターで無作為に選んだ番号に電話をかける方法で実施した。実際に有権者がいる1926世帯にかかり1012人から有効回答を得た。回答率は53%。各設問の回答の比率は小数点第2位で四捨五入しており総計が100%にならない場合がある。




「東京新聞」より転載



都民の投票行動がどうなるか。
知名度、テレビで見た、良くマスコミに登場してるなどで投票しないで欲しい。
政策として何を訴えているのか、どの候補者が自らの願いや要望に真摯に答えようとしているのか、是非その点での賢明な判断をして欲しいものだ。


桝添支持を打ち出した自民党都連のBBS(電子掲示板)が炎上しているようで‥


舛添氏推薦に批判殺到

「除籍処分何だった」

自民都連サイト


自民党東京都連のインターネットサイトのBBS(電子掲示板)への書き込みが殺到し“炎上”状態となっています。


 普段はほとんどないBBSへの書き込みですが、11日までに3000近くに達しています。書き込みの多くは、自民党を除籍(除名)された舛添要一元厚労相を東京都知事選候補として推薦した同党都議団への批判です。


 舛添氏推薦について「除籍処分にしたのはなんだったのでしょうか? 今度は選挙のためだけに推薦応援ですか? これをやればまた支持者が離れていきますよ」と非難するものや、同氏の女性関係や過去の発言などを示し「舛添さんは女の敵」「女性蔑視」だと批判するものなどさまざまです。


 安倍晋三首相が靖国神社を参拝し、9条改憲や集団的自衛権行使容認への動きを強める自民党の右翼化を反映し、「田母神氏は安倍総理の政治理念に最も近い立場の方です」と田母神俊雄・元航空幕僚長の推薦を要求する書き込みも急増しています。



「しんぶん赤旗」より転載



自民党もわかりやすく、右翼の軍人田母神俊雄・元航空幕僚長を推薦すれば良いのにね。
本音を隠しちゃ駄目よ。