先週末の福島県沖は予兆
東北地方太平洋沖地震はまだ終わっていない/(C)日刊ゲンダイ
気象庁はこの地震について、日本海溝の外側を震源とする「アウターライズ型」と発表した。同型でM7以上になったのは、3・11以降では初めてだが、「今後もM7程度の地震が発生する恐れがある」(気象庁)と注意を促している。立命館大環太平洋文明研究センター・歴史都市防災研究所の高橋学教授はこう警告する。
「3・11の地震で、アスペリティー(固着)が弱くなった分、太平洋プレートの潜り込みの速度が、これまでの年10センチから、年30~40センチに加速しています。そのため、今後も『アウターライズ型』が起き、津波が起こる可能性があります。04年のスマトラ島沖地震で、同型の地震が起きたのは8年後の12年でした。まだ、東北地方太平洋沖地震は終わってはいません」
高橋教授によれば、太平洋プレートの移動速度が上がったことで、隣接する北米プレート内の内陸直下型地震も増える可能性があるという。ここには「福島原発の西側から仙台を経て北上川へと続く断層」がある。さらに、火山が噴火する恐れもある。
「太平洋プレートが沈み込んでマグマとなり、火山の爆発を引き起こします。現在、富士山や八甲田山の活動が盛んになりつつあるのも、その影響の可能性が高いのです」(高橋教授)
世界で発生したM9以上の地震では、後に必ず火山が噴火しているという。まだ不安は尽きない。
「ゲンダイネット」より転載
恐いですねぇ。地震に噴火、自然の猛威の前に人間の力が如何に小さなものかを知ってしまったから、「不安は尽きない」のは実感だ。
地球史的にみれば、人類の滅亡なんて事態も特異現象ではなく何度と繰り返されてきた種の滅亡の一つに過ぎないんだからなぁ。
思い上がらない方が良いね。
地球という惑星の上で、慎ましやかに生かさせていただいているだけなんだから。