浜岡原発正門に放射線モニター設置 6月以降に稼働 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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(2/23 07:40) 「静岡新聞」より転載

 中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)1、2号機の廃止措置に伴う発電所正門への放射線モニターの設置について、中電は22日、5月末までに設置し、6月以降に稼働させる見通しを県に報告した。
 
 
 放射線モニターは、1、2号機の放射線管理区域外の設備や機器の解体で発生する廃棄物を敷地外に運び出す際、放射能に汚染されていないことを確認するために設置する。仮に汚染が判明した場合は、県や地元4市(御前崎、牧之原、菊川、掛川)に通報する。
 
 
 本来の計画では、管理区域外から発生する廃棄物には放射性物質が含まれる可能性がないため、放射線測定は不要としていた。念のため、放射性物質が含まれていないことを第三者がチェックできるシステムを構築するよう県が要請していた。
 

 中電によると、放射線管理区域外からは2014年度末までに、変圧器や窒素供給装置などを解体して出る約1200トンの廃棄物が見込まれている。12年度中に約100トンを2~3回に分けて搬出する。
 

 中電静岡支店の担当者から説明を受けた小林佐登志県危機管理監は「搬出時に正門を廃棄物が通過したと証明できる仕組みをつくってほしい」と要望した。
 中電は、1号機に残る損傷燃料1体を2012年度中に4号機か5号機の燃料プールに移動させることや、解体完了までに推定される廃棄物の総発生量についてもあらためて説明した。