野田内閣は「原子炉等規制法」を見直して、例外的に認める延長期間を
最長20年にしてトータル60年間運転できることにするそうだ。
開いた口が塞がらないを通り越して アゴがはずれちゃう。
一般的なコンクリート建築でも60年も経ったらボロボロでしょう。
まして寸分の隙もなくさないといけない構造物で、中性子などで痛めつけられて、
60年も持たないのは常識以前の事だと思いますが、
この人たちの頭の中は原発推進しか無いのね。
ちなみに、これまで世界で閉鎖された原発の平均寿命は22年だそうですよ。
飯田哲也さんの「自然エネルギー進化論」(ちくま新書)を読んでいると
日本の原発依存のエネルギー政策が如何に世界の趨勢から遅れているかが
良くわかる。
何しろ風力発電の国別設備容量世界1位は中国、2位がアメリカ
日本はトップ10にも入っていない。
太陽熱利用の累積設備容量は中国がダントツで世界の64%
を占めていると言う。
スペインやドイツ、オーストリアなんかを旅していると、広大な太陽光発電設備や
風力発電の風車が丘の上に数え切れないくらい並んでいるのをよく見かけるものなあ。
先のない原発依存を続けていると、日本は確実に慢性的エネルギー
不足国になってしまうぞ。