私は息子を笑わせたかった。
脳性麻痺の赤ちゃんは笑わない、と聞いてた、

生後3ヶ月まで、くすぐろうとも、クスリとも笑わない。
笑いかけようが、真顔。
むしろ基本的に泣いてる子だった。

笑って欲しいから、笑い方を教えるために、真顔の息子の前で毎日大笑いをする私。
この時期は私自身が精神的に病むのを必死で止めてたので、笑いヨガ的に笑って気持ちを切り替えてたのもある。けど、ハタから見たら違う意味で精神的にヤバく見えたと思う。

ゲラゲラあははははははは!
って意味なく笑うわけですから。
毎日。

こわっ(笑)


そんな地道な努力がイキナリ報われたのは、生後4ヶ月。
ある日のリハビリの最中、突然、声を上げて笑った!?




嬉しかった。
リハビリの帰り道、タンバリン買って、家で叩かせた。ちょっとだけ笑ってくれた。

この子は笑えるんだ!って、嬉しくて嬉しくて。

歩けなくてもいい。
話が上手くなくてもいい。

でも、幸せになって欲しい。

愛される人に育ってくれたら、幸せになれると思う。それには、笑顔。

この日から、毎日、息子が笑うツボを探し始めた。

手の平にフーフー息をかけたら爆笑してくれたり、
隣に寝転んでジタバタしたら笑ったり。
だいたい1週間ごとに笑うツボが変わることを発見して、ツボを見つけて笑わせるのが日課になった。
笑ってくれたらめちゃくちゃ大袈裟に私も笑いながら飛び跳ねて喜んで見せた。

そのうち、私につられ笑いしてくれるようになって。

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半年後くらいには、「よく笑う子ね〜!」って言われるようになった。

もともと脳に笑う機能が残ってたのは大きいけど、私も息子の笑うトレーニング頑張ったと思う。普通の赤ちゃん以上によく笑う息子。一緒にいて楽しいし、すごく可愛く感じる。そして育児に笑顔が増えた。作り笑いが本当の笑いになった。

大人になってもよく笑う子で居させるために、これからも母は、がんばります!