想い出の一人旅
松江城を後にして向かった先は
小泉八雲が随筆で夜な夜な徘徊すると記述した大亀
松江城から十数分の所にある寺院
それは「月照寺」
場所:島根県松江市外中原町179
この月照寺は、松平家が、堀尾氏、京極氏に続いて3番目の城主として松江城下に入ったときには、洞雲寺(とううんじ)という禅寺で、永いこと荒廃していました。この寺は、松平直政(まつだいら なおまさ:1601-1666)が母・月照院の霊碑を安置するため1664年に、浄土宗の長誉を開基として「蒙光山(むこうさん)月照寺」として再興したのが始まりです。
直政は江戸で死去しますが、その遺命により2代綱隆(つなたか)公が境内に廟を築きました。以来、9代の藩主の菩提寺として栄えました。その保存状態の良さから、1996年に国の史跡に指定されています。
綺麗な庭園をあるくと
歴史ある山門が出迎えてくれる
素敵な光景が飛び込んでくる
松江藩主を務めた松平家の廟が納められている古刹
約1万㎡の広さを持つ境内には、
本堂や宝物殿に続き初代から第9代藩主までの
廟所が厳かに並んでいます。
静寂な空気感の中
境内を厳かな気持ちで
静かに散策する
歴史的な素晴らしい遺産に
心を奪われる・・・
会いたかった大亀にやっとたどり着いた・・・
この山門が目を見張る出来栄え
この扉の木彫の仁王様
そして逢いたかった大亀さん
想像よりも大きい亀に
感動した・・・
松 平家の藩主が亡くなった後、亀を愛でていた藩主を偲んで
大亀の石像をつくった。
ところが、この大亀が夜になると城下で暴れ人を食らうようになった。
困り果てた住職が深夜、その大亀に説法をすると、
大亀は涙を流して住職にこう頼んだという。
「わたしにもこの奇行を止められません。貴方にお任せいたします」。
そこで亡くなった藩主の功績を石碑に彫り込み、
その石碑を大亀の背中に背負わせてこの地に封じ込めたと云う。
実際に行って観ると
魂が宿り今にも動き出すような気がした・・・
この月照寺で一人旅の終了である
8泊9日のそれは楽しい旅行でもあった
長々と旅行記、お付き合い有難う御座いました。
この日は、走行距離730km
全走行距離:3200km以上となりました・・・
一人旅は、くせになりそうです!!
おわり