私が1番好きな花は、
カラーです。
人から見た私は、私が思う私では無いということは、
充分に、わかっているけれど、
夫から「清浄」と言われるのは、
自分の腹黒さを十二分に自覚している私にとってかなりの衝撃でした。
50ヲスギタオンナガセイジョウナワケナイダロウ
と胸の内で呟きました。
以前夫の部下が彼女と家に来た時のことを思い出しました。
部下は結婚を予定していて、
披露宴で、夫が主賓として挨拶をするので、彼女とも顔合わせをしておきたいといった感じの食事会でした。
夕食から始まり、4人ともお酒が好きなので盛り上がりました。
だいぶお酒が入った時に、
部下の彼女が
私たち夫婦がものすごく仲良い!
どうしたらそんなふうになれるのか、
私は彼が浮気しないか心配だと言い始めました。
確かにその部下はイケメンで、話もうまかったのです。
「Kannaさん、旦那さんがもし浮気したらどうします?」
と聞いてきたので、
「うーん。離婚してあげるかな。」
と答えました。
「なんでそこで、離婚してあげる、になるんですか?」
と部下。
「だって、他に好きな人ができたってことでしょ?私や子どもを不幸にしても、欲しいものがあるってことでしょ?
それじゃあ仕方ないなぁと思う。
好きな人には幸せになって欲しいじゃない。
離婚してあげなきゃなと思う。」
部下
「いや、好きだとかじゃなくて、浮気だったら!」
私「えっ。好きでも無い人とそういう関係になったとしたら、それは、生理的に無理。
一瞬の快楽のために、私と子どもを不幸に突き落とすような人間だってことだもの。
それはこちらからお願いして離婚していただくという感じになるかな。」
部下「〇〇(夫)さん!奥さん怖い怖い怖い!笑」
夫「うちの奥さんは怖いんだよ。真っ直ぐで純粋だから。」
部下「奥さんにこんなこと言われたら、絶対浮気なんてできませんよね。」
彼女もうんうんと頷く。
夫「私はいつだって離婚していいんだよって言われてる感じだからね。」
酔いが回っていた夫は続けて、
「結婚したばかりの頃に、
紙切れ1枚の婚姻届出しただけで、
私と永遠に一緒にいられると思うなって
言われたことあるんだよ。」
とまで暴露していました。
新婚の頃、お互いの生活のすり合わせで喧嘩ばかりしていた頃のことです。
覚えていたんだと少し驚きました。
夫は部下に話していた私の言葉をどんな顔して聞いていたのでしょう。横にいるから顔は見えませんでした。
彼の浮気が心配と言う彼女は、半分惚気けているようで微笑ましいものがありました。
今月、結婚式がありました。
末永く幸せになって欲しいと思います。
この時に夫の部下に言ったことは、本当でもあるし絵空事でもあります。
嘘は突き通してこそ誠です。
私をまっすぐだと言う夫。
私を純粋だという夫。
夫の前ではまっすぐで純粋でありたいとは思っています。
夫から見たわたしが、そうであるなら、
私の目論見は成功しているのでしょう。
そう思えば、この20年は正解なのでしょうか。
しかし、