元旦のことです。
長い話になります。
お暇なときにお読みください。
元旦は新年の事始めの儀式があります。
男性陣は、朝湯を済ませ、氏神様に参拝に行き、帰ってきたら、義父が口上を述べ、お屠蘇です。
それまでに、高膳を盛り付けて客間に並べます。
食事がすむと、食器洗いがとにかく大変です。
漆器は、乾いた布で完璧に拭き上げなければいけません。年に一回しか使わないので、カビが怖いのです。
一人7つの漆器があります。蓋つきのものもあるので、かなりの量です。
この片付けは、小姑もそれそれの子どもも一緒にします。但し、女性のみ。
昼は、おせちの残りのものを、食べたい人が勝手に好きな時間に食べます。
なので、延々と洗い物が出ます。
この辺りから、小姑たちは、何もしなくなります。
というか、漆器の片付け以降、ほぼなにもしません。
夕食はおせちの残りとぶりしゃぶ。
その前後にお風呂に、順番に入っていくのですが、大体片付けのときに、小姑たちは入り始めます。
まあ、人数が多いので、片付けが終わってからだと最後の人は真夜中になるのでしかたありません。
今まで、腹も立たずに義母と最後までやっていました。
片付けが終わってから、やっとお風呂に入れます。
ただ今年は、
ものすごく怒りを覚えることが起きました。
実は、前日の大晦日の買い出しのときに、私の好きな銘柄のビール(余り売ってなくて珍しく見つけた)をこっそり私の分として2本買ってました。
お風呂上がりの小さな楽しみとして。
こそっと、飲み物用冷蔵庫の奥に隠して冷やしてました。
31日の夜中、夫と二人で飲もうと
冷蔵庫を探しましたが、何故か見つかりません。
あまりごそごそするのもどうかと思い、他のもので夫と乾杯。
場所は私たち一家が泊まっている仏壇がある和室なので、仏壇前ですが。笑
今日一日を夫に誉めてもらい、明日もガンバロウ!という感じでした。
そしてそれは1日の夜の食器洗いの最中に起こりました。
朝から夜までひたすら食器を洗っている私の後ろで、
プシュッ!
と音が。
振り向くと、お風呂上がりの義姉が、タオルを頭に巻いたまま、私の隠してたはずのビールを飲んでる!!
えっ?
飲み物専用の冷蔵庫は、私のとなりにあるので、そこから出したわけではない。
と言うことは、誰かが、昨日のうちに、飲み物専用冷蔵庫から、二本とも出して、別の冷蔵庫に置いておいたってことです。
私は、その冷蔵庫を頻繁に開け閉めしてるので、それで見えなかったということは、意図的に見えないように奥の方に置いてたってことです。
食器を洗いながら、自分でも驚くくらいの怒りが込み上げました。
私は普段本当に怒りません。
20年以上の付き合いのある夫が、私の怒っているところを見たのは、多分片手で足りるはずです。
なのに、なんだったのでしょう、あの怒りの感情の強さ。
自分でも驚くほどでした。
食器洗いを続けながら、深呼吸して、
数字を7までゆっくり数えました。
怒りは、消えませんでしたが、溢れることは止められました。
アンガーマネージメントは大切ですね。笑
夫に買ってきたビールのことをまた聞かれたけれど、
無いから誰か飲んだんじゃないかな、と答えました。
夫に言う選択肢もあったけれど、私の怒りの熱量のまま伝えたいと思うと、ものすごい辛辣な言葉になるし、言葉を選ぶと、私の怒りは伝わらないと思うと、言うのはやめておきました。
ただ、初めて、わたしは片付けの途中でお風呂にはいることにしました。
というより、夕食の分が終わったあとに、また始まる飲み始めたりする分の片付けを放棄しました。
義姉の飲んだグラスやつまみの皿や箸を絶対に洗いたくないと思ったのです。
お風呂から出て、湯あたりしたと言い、そのまま寝ることにしました。
覗いたときは、義姉家族、義妹夫婦、夫、義父、義母で楽しそうに飲んでいました。
さすがに夫は何か勘づいたらしく、布団に来て、
なんかあった?
と聞いてくれましたが、夫にとっては楽しい家族の時間に水を差すのも気が引けて、なんか、疲れたと言いました。
片付けしないで寝るけど、と言ったら、
いいよ!そんなの!寝てなよ!
と言ってまた、義家族の方に戻りました。
翌朝の2日、今日のことです。
いつも、夕飯が終わって解散するのですが、
夫は午前中の初詣に出掛けて、そのままを帰るからと、義親に言い出しました。
初詣も、別々に行くから。
俺の仕事が少し残ってるのを思い出したから、早めに行って帰るから。
といっていました。
初詣のあと、テイクアウトのケンタッキーを自宅で食べました。
夫から、
年々、姉さんとか◯◯(妹)は、なにもしなくなる気がする。
kannaに、気を使わなくなってる。
ちょっと来年は考えよう。
と、言われました。
私の不機嫌オーラはかなり出ていたようです。
なので、私も答えておきました。
うん、私もいい加減、うんざりしてきた。今回は特に。
何があったかは、聞かないで。
言うと、自分が醜くなるから。
夫は薄く笑って、年末年始で私の荒れた手を今まで通りに、ハンドクリームを塗り込みながらマッサージしてくれました。
でも、今こうしてブログに残していると、なんだか可笑しい。
たかだかビールで、あんなに怒りがこみ上げるなんて。
今までも、もっと腹立たしいことはあったのに。
私って、器が小さいです。
でも、ここで言わせてください。
義姉!義妹!
わたしはあなたたちが嫌いだ!
好きでも嫌いでもないと思っていたけれど、それを認めたら、余計にしんどくなると思っていたけれど、
もう、認める!
大好きな夫の姉妹を嫌いになんてなりたくなかったけれど、
大キライです!
そんな怠惰なあなたたちだから、
人のビールも飲んでしまうような人だから、
人が動いているのに、座ったままのあなたたちだから、
年々、横に大きくなってるんだ~!!
少しは動け~!
さて、本当に来年からどうしよう。
これ、おすすめです。