2020東京オリンピックを思う(2)-2 | Issay's Essay

2020東京オリンピックを思う(2)-2

654 オリンピックの新聞切り抜きと閉会式の写真メモと聖火トーチ

 今回のオリンピックは、関心が低迷し、開催反対の声もあったが、とにかく「杜のスタジアム」での開会式は行われた。海外のメディアは、競技場を「謙虚な」と評したといわれるが、本来ならそこに数万人の観客があって、その歓声があったらその印象も違っていたかもしれない。「謙虚」それでいいではないか。
 そして開幕当初の7月24日、いきなり柔道男子の高藤直寿が金、同じく女子の渡名喜風南が銀、翌日は、競泳女子の大橋悠依が金、この日スケートボードで堀米雄斗が初代王者、同じく初代女王に躍り出たのが13歳11月で最年少の西谷椛、この銅賞に中山楓奈があり、柔道男女に阿部一二三・詩の兄妹が同時に金メダルなどと幸先よく受賞が続いた。山口出身の柔道男子・大野将平は圧倒的な強さで五輪2連覇。金メダルを手にしたとき、ようやく見せた弾けるような笑顔が印象的だった。
 ともあれ、第32回夏季オリンピック東京大会は、開会式と同じ東京都新宿区の国立競技場で閉会式を行い17日間、予定通り全競技を終えて17日間の幕を下ろした。
 閉会式では、アイヌ、沖縄、郡上そして東京音頭などの踊りで会場が盛り上がりオリンピック旗は東京からフランスのパリへ、フランスの国歌演奏は宇宙からも、エッフェル塔を廻る五色の煙幕を残しパリの上空を飛行機が過ぎ去った。
 やがて会場の舞台には大竹しのぶさんと子供たちのコミカルな表現で大会を物語るおとぎの世界「月の光」が演じられ、静かに聖火が消えた。
 日本選手団のメダルは金27、銀14、銅17で史上最多の58個だった。
 ただ、今回から加わった5競技18種目の内、スケートボードやサーフィンなど、いきなり金を始め入賞者が続出。いわゆる社会的には少し煙たがられていた都会的な遊びの世界に近いアーバンスポーツである。スケートボード女子パークで12歳の開心那が銀メダル「これまで一番楽しかった、自分の滑りが出来ればいいと思った」、危険と隣り合わせの競技も特別な重圧もなく、仲間同士での競技はお互いが楽しんでいたかにみえた。
 これがオリンピックの種目で、正式な競技に加わったことを楽観できない。外で遊ぶ子が少なくなったという前に、日中堂々とこんな遊びができる場所を与えることも必要な状況になっていることも確かである。
 競技を思い起こせば、野球は初回のアメリカ戦に勝利、敗者復活で立ち上がったそのアメリカと再び優勝戦で巡り合い遂に金メダル。ソフトボールもアメリカと優勝戦、金メダル。ゴルフ女子も稲美萌寧が初日からトップグループで、ひるむことなく4日間一時はトップにも並んだが、最終に銀メダルをかけたプレーオフに勝利。見せましたねぇ。空手の迫力も圧倒するものがあったし、バスケット女子も銀、見ごたえがあった。これらのスポーツは、何日も何時間も競技して入賞を争うが、高飛び込みはたったの2~3秒の勝負、玉井陸斗14歳も素晴らしかった。
 ところで先日、聖火のトーチ、実物を見ることがあった。サクラをモチーフにした長さ71㎝のトーチはピンクゴールドの輝き、重さが1.2㎏というが、これを掲げて走るのはやはり厳しい。中に燃料はあるのかないのかそのコックが何処にあるのか?底に穴が2個空いているが簡単に操作できるものでもなかった。(トーチキッスのとき担当員が操作)
 帰って調べてみると、燃料は水素で容器に水素吸蔵合金があり焼炎反応に重曹が使われているとあった。ここにも一酸化炭素排出削減の配慮がなされていることも知った。
 写真はオリンピックの新聞切り抜きと閉会式の写真メモと聖火トーチ