下関出身の藤本英雄
3月22日から開かれる第80回記念の選抜高校野球大会に今年は山口県から古豪の下関商業高校、21世紀枠で華陵高校が選ばれました。Sマークで知られる下商はなんと29年ぶりの選抜出場で「29(ふく)」とはまた縁起が良いともっぱらの喜びです。卒業生はもちろん地元の期待も大きいところです。
ところで、野球といえば、下関出身の野球選手に、池永正明、宮本和知、平山菊二らがありますが、中でも特筆されるのが藤本英雄でしょう。
江浦小学校から下関商業、明治大学と野球選手として活躍した藤本英雄、後の中上英雄が、日本プロ野球史上初めての完全試合(パーフェクトゲーム)を達成したのは、昭和25年(1950)6月28日の巨人軍時代で、対西日本パイレーツ(現西武ライオンズ)戦の青森球場でした。完全試合は、その後金田・外木場ら現在まで8回しかない偉業です。彼はノーヒットノーランを5回も記録しているそうですが、その一つは下商時代だそうです。
昭和51年(1976)にプロ野球殿堂入りを果たしています。
大正7年に釜山で生れていますが3歳のとき下関彦島に転居して、野球人生を歩き、平成9年(1997)78歳でなくなりました。
青森球場には「完全試合達成碑」が平成7年に建てられたそうですが、藤本英雄顕彰の証しが、出身地・下関に何にも無いのは寂しいことです。