もう保育園は頼りにできないと思って

病院を必死で探したお母さん


1軒目の病院ですぐに

場面緘黙症と診断されました。


そして言語聴覚士さんとの

トレーニングが始まりました。


狭くて薄暗い和室。

いろいろ面白そうな

おもちゃを出してくれましたが

私は遊ぶこともできませんでした。


お母さんと言語聴覚士さんの

2人が遊んでいました笑


そのうちに、


「僕はちょっと用事が

 あるので外にでます。」


と部屋を出ました。


でもね

バレてますよ


すりガラスの向こうに

見えてますよ

3センチぐらい隙間を開けて見ている先生の目

見えてますよ

お母さんと2人きりだったら

本当に喋るのか見たかったそうです。

5歳の私そんなことでは騙されません。

全く喋れず先生も諦めて入ってきました。




この頃私の前で私がわからないと

思っていろんな話をする

大人たちがいましたが


喋れないだけで

ちゃんと理解できてました。


幼稚園や保育園の先生同士の

会話を盗み聞きして

お母さんに報告することもありました。


他の子よりも周りが

よく見えていた子だったのかもしれません。