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「筋力を効果的に高める方法」について、摩季れい子学長の『野球選手の故障予防と投打のバイオメカニクス』第5章「筋収縮を理解して筋トレする」から引用して、シリーズでご紹介しています。
昨日から「バッティングとピッチングに活かす上腕二頭筋と上腕三頭筋のウエイトトレーニングのポイント」について、ご紹介しています。
今日はその続きです。
6.バッティングとピッチングに活かす上腕二頭筋と上腕三頭筋のウエイトトレーニングのポイント (2)
「持ち上げたウエイトを重力方向に下ろすヒジ伸展時は、屈曲方向に主働として働いた上腕二頭筋が、伸展(エキセントリック収縮)しながら全ての角度でパワーを発揮することから主動筋となり、円滑な動きが実現できます。
ヒジ屈曲位からウエイトを下方に下ろす時には、上腕二頭筋のエキセントリック収縮力とともに機能しなければならないのが、上腕骨の後面に付く上腕三頭筋のコンセントリック収縮です。
上腕三頭筋の力の効率性も知らなければなりません。上腕三頭筋の短縮性の収縮率はヒジ屈曲70度あたりから45度、そしてヒジ伸展位に近づくことで大きな力を発揮する特性があります。 写真2-1
ヒジ屈曲角度が130度から100度あたりからの伸展運動ではコンセントリック収縮力は発揮しにくくなります。写真2-2
それは、ヒジ関節のメカニズムと、上腕三頭筋の腱の付着部の効率性(関節と上腕三頭筋腱の付着点の距離が非常に近い)と関係します。
このメカニズムも考え、上腕三頭筋を鍛える時には、ヒジ90度~70度あたりからヒジ伸展運動を行うことで、上腕三頭筋やその腱、そしてヒジ関節への負担を少なくし、筋収縮力を高めることができます。写真2-3
これらのメカニズムを活用すれば、筋腹を太くするための角度、伸ばしやすくする角度での筋力を効率的に鍛えることができる訳です。
つづく
ゲスト 松本幸大 元プロ野球選手
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