サパでアクシデント遭遇 | パドックに魅せられて

パドックに魅せられて

競馬歴45年。
馬ほど美しい動物はいません。

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ついにアクシデントに見舞われました。サパという山の中から帰れなくなるところでした。
サパトレッキングツアーも二日目、順調に旅は進んでいました。民芸品を売る10さいと12さいの女の子に手を持ってもらいながら険しい道を歩きました。民芸品をたくさん買ってあげました。ガイドのバウさんもいい人でした。
ツアーが終わって、14時過ぎに車に乗り込みサパのバスステーションへ向かいました。途中、車が泥道にはまって動けなくなりました。30~40分ロスして再出発。バスの出発時間を10分遅れて到着。私一人だけ違うバスだと前もって聞いていました。ドライバーが車を止めて降りろと言います。前に止まっているバスを指さし、あのバスだと言います。私は降りてそのバスに乗ろうとしました。ところが、そのバスの添乗員らしき人が、あなたはこのバスの乗客ではないと言うのです。タイ人のツアーみたいでした。え?!私は絶望感に襲われました。どうするんだ……ハノイまで6時間かかるのです。
私は次に来たバスの添乗員に、わらにもすがる気持ちで、このバスは私の乗るバスではないかと聞きました。しかしこのバスも違ったのです。私は聞きました。バスステーションはどこですか?なんとか帰らないと、明日フエ行きの夜行列車を予約しているのです。添乗員は、チケットを買うか?と聞いてきました。もちろんイエスです。座席の数をチェックするからちょっと待てと言われました。座席の空きがあって、私はハノイへ帰れることになりました。50ドルだと言います。その時の私に料金交渉する余裕はありませんでした。オンボロの狭い寝台バスで、激しく揺られながらハノイへ向かいました。金のことは問題ではありません。とにかくハノイへ帰れることに、複雑な安堵感を感じていました。日本へ帰りたい……ちょっと弱音を吐きました。

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