空き家バンクで、借家さがし
65才になったら、仕事から離れてやりたいことだけをして生きようねって、夫婦で決めてました。
二人のやりたいこと、音楽で笑顔を広げていくこと。好きなドールハウスをじっくり作ること。
この二つ、よく考えてみると音が出ることばっかり、マンションの部屋では無理だねということで一軒家を探すことにしました。
定年二年前から、移住先探しが始まりました。
主人の母が、広島市内で一人暮らしをしています。
気ままな一人暮らしがいいと、同居を望んでいませんけど、何かあったら1時間以内で走っていける所がいいと探す範囲を決めました。
現地で探すことができないので、もっぱらネット検索です。
その中でも頼りになったのが、空き家バンクです。
広島市内周辺の都市の空き家バンクを細かくチェック、追いかけていました。
特に、音楽イベントで泊まりに行った三原市は頻繁にチェック。
そして、今の住居に巡り合いました。
二年前の12月30日に、下見にやってきました。
部屋に入ると、お日様がぽかぽか、古い民家ですが母屋の作りはしっかりしてそうです。
大家さんの「好きに直して住んでいいよ」の言葉にひかれて、すぐに仮押さえしました。
この年になって、家を買うのは子供たちに後片付けという遺産を残しそうでできないことです。
ましてや、田舎に住もうとしているのですから、なおのことです。
だから、賃貸で出ているこの物件は貴重でした。
空家賃を払うつもりで契約しようと決めていました。