新盆です | かんくろうのドールハウス日記

新盆です

今年は、ミッチの新盆です。

久しぶりに、ミッチのおうちに行ってきました。

相変わらず、仏壇のミッチは微笑んでいます。

息子夫婦や、娘や孫たち。

みんな元気そうでした。

今夜、初めて、ミッチの旦那様に小樽でミッチと交わした「最後の約束」の話をしました。

とっても不思議なお話です。

裕次郎が好きだったミッチは、小樽駅にある石原裕次郎の等身大のパネルの前で珍しく写真を撮ってくれとせがみました。

写真嫌いのミッチが、自分から言うなんて、ほんと珍しいことでした。

そのあと、「もしも私が死んだら・・・」なんて、言い出したのです。

初めは冗談と思って聞いていました。

でも、目がマジ。

無理難題のミッチの頼みごと。

何度も、無理だよ~って答えてましたが、最後には、無理やり指きりげんまん、約束させられてしまいました。

ほんと、いつも頑固なやつでした。

約束しても、何十年も先のことだからと、いつしか忘れてしまっていました。

それから半年、まさかミッチが先に逝くなんて・・・

倒れてから、毎日、会いに行ってました。

お通夜、お葬式、最後のお見送り。

山まで行って、家族の方とお別れをしてきました。

その時、ミッチの息子のお嫁さんが、ふと、「そういえばおかぁさん、こんなことを言ってましたね」って、

最後の約束の話をしだしたんです。

体に電流が走りました。

「かんくろうなら、きっと約束を守ってくれるから」

急に、ミッチの言葉がよみがえってきました。

それからは、もう、約束を果たすことを考えることが、悲しみを癒してくれる時間になりました。

何とか、命日までには・・・

そう思っていたのが、なぜかその日が早くやってきました。

それも、ミッチが望んでいたとおりの姿として。

そう、ハワイでの約束事です。

裕次郎の大好きだったハワイの海へ、ミッチの思いを届けに行けたのです。

その海の写真を、今夜、ミッチの元に届けました。

そして、一部始終を家族の方に報告しました。

みんな、一応に、ミッチらしいな~っていう言葉。

旦那様は、定年退職したら、その海に行くそうです。

「お盆だから、今夜くらいはハワイから帰ってきてるかな?」

そんな会話を、遺影の前でしてきました。

いなくなったことは、いつまでも悲しいけど、こうして一緒に偲ぶことができ、約束を果たせたことを伝えられたので、少し、肩の荷が降りました。

かんくろうを心配して、一緒にハワイに行ってくれた仲間にも感謝しています。

想い出は尽きないし、色あせないし、忘れることもないから、ミッチはいつまでも心の中にいてくれます。

今夜は、新盆、少しセンチなお話ですが、みんなにも伝えたかった。

ハワイのアラモアナで、買い物袋を一杯下げたミッチの姿が目に浮かびます。

そんなミッチ、今夜はちょっとだけ、思い出してやってね。

合掌


812