子育て回想記 クラブ活動 | かんくろうのドールハウス日記

子育て回想記 クラブ活動

バスケット
下の子は中学に入るとすぐにバスケット部に入った。

上は文科系だったからさほどクラブ活動もなかったけど、体育系は日曜日たびに練習試合で出かけていってた。

小学校で誉められたのがよッほど嬉しかったのか、ずーッと3年間やりとおしたよ。

練習練習で、遊ぶ暇がないのも助かった。

顧問の先生がとっても熱心な方で、夏休みには合宿もあった。

勉強のほうも放課後見てくれて、子供もすごく信頼していたみたい。

3年生になっても、クラブから離れようとしないので、いささか心配してたんだけど、好きな事をやれるのは今だけだからと楽観してた。

そしたら担任の先生に「何を呑気な事をしてるんですか」って叱られた。

慌てて息子に相談したよ。

「どこへ行きたいんだ?」って聞いたら、即「バスケットの強いとこ」って言うの。

そんなに簡単に言われても、学業がついていかないといけないんだよって言うと、「顧問の先生が推薦してくれる」って言うの。

早くそれを言ってよー。

早速顧問の先生に相談に出かけた。

推薦入学の話は聞いていたけど、クラブ活動ではいると、あとがきついよって言う話も聞いていたから、少々不安ではあったよ。

あれやこれやと話すうちに先生が、「もし普通のとこに行ったら、息子さんは絶対途中で退学しちゃいますよ」って言うのよ。

それは言えてる。

何せ、バスケットの事しか頭にないから、もし目標がなくなったら、ふらふら遊びだすに決まってる。

そうなったら元も子もないからね、先生の言葉に従う事にした。

ただ、担任のほうが併願で受験しろってうるさかった。

推薦の返事がなかなかこないもんだから、のらりくらりとこっちは逃げてたの。

もう知りませんよって言われだした頃、かなりいい学校からの推薦入学が決まったの。

今度は担任の方がビックリしてた。

成績がついていけるかどうか不安も残るが、身に余る(おつりがくるよ)推薦なんで、そこに決めた。

芸は身を介ってあるけど、ほんとだね。

バスケットばっかりやっていたお陰で、無試験で入っちゃたよ。

何が幸いするかわかんないね~。

でも、クラブ入学の試練も待っていたんだよ、その話は次回ね


進路問題って、ほんと大変です。

上の子の時に経験しているとはいえ、やはり個人の能力の差もあるしね。

学校は、とにかくどこかの高校へ押し込まないとって言う態度でした。

運良く、クラブの先生に助けられ、希望校へ進むことが出来たけど、ほんと大変。

これじゃ、子供にストレスがかかるのも無理ないよね。

息子は、中学のクラブの先生と、その後も交流が長く続きました。

去年、その先生が突然他界され、息子やクラブの仲間たちは号泣していました。

生徒に慕われた、とってもいい先生でした。(合掌)

最近、そんな熱血先生が少なくなったように感じます。

先生という尊敬される職業の世界にも、サラリーマン風潮が影響しているのでしょうかね。

ちょっと残念な傾向ですね。