遅い初詣の第3弾として、久々の遠出をしてここへ。

東郷平八郎がバルチック艦隊を破る前に戦勝祈願に

参詣したと言う逸話を聞いて、いつか行きたいと

思っていたので、友人と来れて嬉しかった。

伊和都比売(イワツヒメ)とは、由緒によると豊受大神

とも、大国主命の奥様(沢山いらっしゃいますが…)と

も言われているとの事。ん?どっちだ?豊受大神ではない

とは思うんだが。

 

さて同じ播磨国一の宮は、伊和神社と言い明神大社であり

国幣中社である。主祭神は大国主命である。

 

ははあ、なるほど。

 

社名からしても関係がありそうだし、大国主命が関係

している所からも、伊和都比売が大国主命の奥様である

事は間違いなさそうだ。

伊和神社(大国主)ー伊和都比売神社(大国主の奥様)

 

しかも伊和神社の御配神が、少彦名神と下照姫神とある。

少彦名は大国主と共に国造りを進めたパートナーだから

当然だ。

 

下照姫は、大国主と多紀理姫(タギリヒメ)との間に

生まれた姫だ。

な~んだ、そんな分かりやすい話だったのか。

多紀理姫は言わずと知れた、人気絶大なる宗像三女神

お一人だ。

伊和神社(大国主&下照姫)ー伊和都比売神社(大国主&奥様=下照姫の母)

 

宗像三女神はあらゆる「道」の神として、特に航海を

護るとして尊崇されている。東郷平八郎が戦勝祈願し、

以降海軍ではこの沖を通る時には船上より祈りを捧げ

たと言うのも頷ける。

(境内から見える瀬戸内海の朝焼けが最高過ぎました!)

 

しかし、伊和都比売は多紀理姫なんだと何故はっきり

させないのか?それどころか、多紀理姫の名前さえ出ない様に

してる節がある。下照姫を遠くに出して匂わせてはいるが。

やはり、嫉妬の激しい正妻の須勢理姫(スセリビメ)に遠慮

しての事だろうか。大国主が大変愛した八上姫も沼河姫も、

須勢理姫の嫉妬を恐れて去って行った程だから…。

 

結論。

伊和都比売とは多紀理姫である。

(とんど焼き祭りにも参加させて頂きました!)

間違っては無いと思うけど、違ったらごめんなさい。