さきほど、最終発表練習終了。

大学会館大国際会議ホールで

やる意味がわからない。


今年退官する化学系長をはじめ、

何人か退官する大御所もいるし、

ちょうど来日している海外の大学の

お偉いさん達も来るとの噂もある。


例年並かそれ以上に教官の気合が

入っていることは間違いない。


俺も、またFF10をやり直しています。

気合は十分入っています。

このゲーム、本番は二回目以降だという

気持ちを強くした。本当に!

ストーリーの伏線を堪能せよ!


というわけで、やっぱり卒論のことを

書き残しておきたいと思います!


<合理的発想>

「ばかやろう!俺は化学なんか大嫌いだ!

こんなもんやってる場合じゃねー!」


「俺は、銀行に行くんだ!それ系の

勉強がしたいんだよちくしょー!」


以上二つの想いを足し算したら、

出てくる答えは一つだ。英語論文読みまくりである。


社会に出たら、英語は必須。

分野は違えど、基本は同じだろうし、

なんでもいいから毎日英語に触れていたい。


だから、英語論文だけは読みまくった。

ラダメのGucchonに60枚くらいの

図書館のデータベース検索方法を印刷させてして頂いて、

(学類から警告が来ただろう・・・ご愁傷様!)

論文検索をマスターして、ひたすら拾っていった。


ちなみに、その説明書60ページの内、

使ったのは5ページにも満たなかったことは

言うまでも無い。


いや~役にたった!しかも、的外れだと思って

先生に見せたら、それが決定的な破壊力を

持っていたとかね☆


<異分野を一から学ぶ>

ところで、最初は英語論文が読めなかった。

当然だ。早い話、日本語訳があっても

ちんぷんかんぷんだったのだから。


そこで、立花隆の勉強方法を一部、忠実に再現した。

基礎レベルの教科書をとにかく読みまくった。

図書館にあるのは全部読んだと思う。


ポイントは、当然だが全部読まないこと。

当該分野のみを読み、足りないと思ったら

徐々に前後のページにも手を付けていく。


そして、応用→専門領域と進んで

初めて英語論文レベルになる。


辞書を殆ど使わずに論文が理解できた時の達成感!

この分野なら、多分めちゃくちゃ詳しくなった。

ちょーーーーーーー狭い分野だけど。


大学に入って、一番深く追求した勉強分野だった。

二位・三位には各インターンの課題が入りそうなのは

嬉しいことなのか悲しいことなのか・・・。

(不動産証券化と邦銀の海外進出について)


<先を見据えた研究室選び>

裏づけがあったわけではない。

しかし、俺はこの研究室!という確信があった。


結果、大成功。好き勝手やらしてもらえた。


他の明らかにきついところに行って、

就活できないだの時間がないだの

つまらないと言う奴だのがいる。


お前の人生にとって、有機化学はどれくらい

プライオリティーがあるのか。大してないっしょ!


うまーくカラムに溶液を流し込む技術を得たとしても。

アセトンの匂いにいくら慣れたとしても。

そこに、自分なりの哲学を発見できるかといったら、

むずかしいと思う。いや、出来るか。


今度、先生に512Mのフラッシュメモリーをもらう予定。

お礼だって!意味わかんないし本気で泣きそうだ!

こんなに出来損ないの馬鹿に対して・・・


要は、物事の優先順位は大切だ。


<全ては卒業のために>

留年。成績悪し。人相悪し。大学院には行かない。


つまり、卒業のためには教授陣の

イメージアップが大切ということになる。


留年以降の授業では、全て毎回質問しまくった。

化学系の奴らはおとなしいからそんなことしないし、

みんな一年か二年下の奴らだから、

恥もへったくりもない。


おかげで、めちゃめちゃ高感度アップ!&

目立ちまくった。試験は質問したところから

出やすくなって、周りの奴らにも感謝された!


単位の恩情発行はもちろんのこと、

試験範囲のほのめかし、試験をレポートに変更!

俺が勉強していると思い込んでいる教授までいる!


卒業はもはや確定したが、発表でも

そんなに悪い結果にはならないだろう。


もちろん、こんな簡単なことを処世術と呼ぶつもりはない。

しかし、軽いシミュレーションになったことは否定できない!


<明日に続く>

かもしれません。