水曜日は、ひさしぶり(しょっちゅう!?)の
人生逃避行動に。


やってらんねーよ!という気持ちもあったが、

先生に申し訳ないという罪悪感も持ちつつ、溜池山王に。


サントリーホールをチョイスしたのは大正解だった。

何かに触れる際、出会い方は大事だと思う。

こうやって、それにのめりこむこともあれば、

誤解して、敬遠してしまうこともある。


応援団は、出会いが良すぎたのね。だまされた!

読書も、未だに一番最初の人が一番好きだ。


そして、今夜はクラシックに素敵に出会えた。


ショスタコービッチは名前だけ知っている、

レスピーギは、聞いたこともねー、

と、一見最悪な組み合わせ。


一部のショスタコービッチは、髪が全く無いドイツの

バイオリン奏者の独演が引っ張る形式。

こういう人をコンサートマスターって言うんだって。


この人が鬼だった・・・。


腰の振り方が尋常ではない。エッチ!!

情熱的にバイオリンを弾きまくる!

オーケストラとの兼ね合いもかっこよかったが、

圧巻はソロ。会場全体がびびってた。


サントリーホールは音響が素晴らしいことで有名らしいけど、

それとこの人の名演にストラディバリ!

きっと、俺には良さがまだまだ分かってないんだろうなあ。

でも、良かったと思う。


レスピーギも素晴らしかった。

現代音楽家という比較的新しい部類に当たるらしいこの人の曲は、

オーケストラ全ての楽器を使いまくって、めっちゃめちゃ贅沢!


最初からどか~んと派手に飛ばして、

観客席からトランペットを思いっきり吹いて、

パイプオルガンも登場!あんなに大きな音だとは思わなかった。


ちなみに、俺の席は舞台の後ろ側。

つまり、指揮者と面と向かって、演奏者全ての背中を見ながら聴く感じ。

だって、2000円だったんだもん。


だから、鉄琴や木琴や打楽器の人達がせわしなく動いているのを
観ることが出来た。かっこよかった~。


クラシックCDを適当に買って聴いてもどうも好きになれない理由がわかった。

そして、生を聴いた後にそのCDを買って聴くと、

音が、演奏が映像として見えてくることもわかった。

ライブってな~に?っていう疑問も氷解した。


だから、もうしばらくは現実から逃げません。一ヶ月くらいはもつか?