BS12で見る中国ドラマ「山河月明」邦題「永楽帝~大明天下の輝き~」

30話は、新しい展開となる。

このドラマ、どこが永楽帝の物語だ。なんて思いたくなる。

永楽帝の父朱元璋の演技に引っ張られてここまで来た。永楽帝って誰?おっと、第四皇子燕王朱棣だったわね~的な

しかし、燕王朱棣後の永楽帝が主役です。

なぜか?試練が燕王朱棣これでもかと、襲い掛かるからです。ここからが本番?

 

 

朱元璋は皇太子が亡くなった後、次の皇太子を誰にするか迷っていた。

無き妻马皇后の位牌の前まで来て、相談するも、決まらない。

しかし、すでに動き始める臣下たち。

皇太子朱标の側室の父吕夫子を師と仰ぐ铁铉、黄子澄、练子宁、齐泰四人は皇太子と側室呂氏の長男朱允炆(建文帝)を推す。まだ、役不足な四人は訴状を蓝玉に書くよう依頼する。

これには、皇太子側室呂氏もかかわる。

蓝玉は権力欲しさに朱允炆(建文帝)を推す訴状を書き、朱元璋と問答をする。

朱元璋のなぜ推薦するのかの質問に、

皇太子の第二皇子朱允炆は第一皇子朱雄英に及ばぬが、第三、第四皇子より優れている。と返事をする。その返事に朱元璋は、少しは成長したな。と、つぶやく。

この画像、スクショしたはずなのに、無い!!

卢星宇さまの蓝玉、見せ場だったのに!!

おいておいて、铁铉は、まわりからは、親しい燕王朱棣を押すのかと思われていたが、規則を重んじる人物なので、かたくなに長子継承を守ろうとする。

そんななか、燕王朱棣の人となりを北辺で見てきた夏原吉が铁铉を訪ねてくる。

 

が、二人の意見はかみ合わない。そんな時、食事用意ができた。と言われて

 

 

意見は違えど食事はできるだろう。という夏原吉の言葉に铁铉は夏原吉を食事をする場所へ促す。铁铉はかなり変人だと思う。その変人ぶりを张天阳がうまく演じている。

 

 

この後、铁铉は燕王朱棣に朱允炆(建文帝)を推すよう訴状を書いてほしいと言いに行く。絶対空気読まない铁铉。好きだ!!

 

そして、朱允炆(建文帝)を次期皇太子にと、ひと月あまり跪く铁铉。信念の人。

 

 

 

 

 

雨の中も

 

 

倒れそうになっても

 

 

やがて後ろには文官たちがともに跪く。

 

 

ついに、朱元璋に声を掛けられる。

 

この様子を姚广孝/道衍は、朱棣が政務をとったことがないことが不利なのだという。

かつて、政務をとり、人を動かし、また、科挙など人の採用にもかかわって来た皇太子は人脈が宮中ではすでに出来上がっているからだと。皇太子に採用された人たちは恩を感じているはず。

 

 

ただ、今は待つのみと、諭す。

 

 

 

かくして、朱允炆(建文帝)が皇太孫=後継者として選ばれる。

笑顔を絶やさず、礼儀正しく、しかし、その心のうちは。。。という、人物。

 

ここからが朱棣の試練のはじまりとなる。

中国の映画もドラマも主人公はいくつもの試練を経験しなければならない。セオリーがあるから、やっぱり主人公は後の永楽帝朱棣。でいいのだけれど、登場人物皆、試練を貰ってますものね。

朱元璋なんて、どれほどの人たちを見送ったか。何度、断腸の思いで政務をとったか。

皇太子朱标も、父朱元璋を想い、臣下や親族との間に入り、まるで、身代わりの様にこの世を去って行く。

第二皇子秦王朱樉もそう。

 

悲しいお話ばかり、お別ればかりのドラマだ。

 

朱元璋にとって、たった一人、非常時に都と朱元璋を守った信国公汤和もまた、

 

 

暇乞いをする。

朱元璋に許可され、速足で宮廷を離れていく信国公汤和

浙江省杭州に帰るので近い方だが、67歳の年を考えると66歳の朱元璋と、次に会える保証はない。

 

 

 

去り行く信国公汤和の後姿を見送る朱元璋

 

 

引き止めたいのか、手を振りたいのか左手が動く。

 

 

その気配を感じたのか感じてないのか、歩みを緩めて、

 

 

振り返らず、こぶしを突き上げて、別れを告げる信国公汤和。

 

毕彦君,1955年7月出生于辽宁省鞍山市。国家一级演员だそうです。

癖のある顔つきですが、中国裁判所ドラマ「底线」にも出てらしたそうですけど、わからないです。覚えてないのか、思い出せないのか、気が付かなかったのか。

悪顔なのに、妙に魅力的。こんな男優さんこのドラマ多く出てらっしゃる。

 

 

朱元璋が書いたのは。。。

汤和の名を消して、郭涛演じる傅友德(颍国公)

さらに、徐达の長男徐允恭を消して李文忠の長男李景隆に書き換える

残っているのは冯胜(宋国公)と蓝玉(凉国公)だけになる。

 

 

 

朱元璋が若造(二代目世代)と同列にしたと憤慨する蓝玉(凉国公)

が、この後皇太孫朱允炆にはめられて排除されるとも知らず。

 

そして、新しく名前が加わった李景隆と消された徐允恭

徐允恭は仕方ない、姉夫が第四皇子だからな。と、ため息。

臣下の中にもどちらかにつくことが、保身になるか、思案され始める。

 

 

 

韩承羽、しっかり老けメイク。

 

 

そして、二人して朱元璋に

 

 

 

 

徐达长子、二代魏国公、徐辉祖と改名(朱元璋にいただいた名前)

朱元璋もぬかりなく飴を使いこなす。この先、国を守る武将となるふたり。

何方も血縁がある、旧友の子供たち。

 

最後に女性陣の演技

すれ違いざまに火花が散るような会釈

徐妙云と伯雅伦海別

 

 

 

徐妙云:私はあなたが北元に情報を流しているのを知っているのよ。的な?

 

 

 

 

伯雅伦海別:女の幸せを捨てた私に何をわからせようと?

とは言ってません。

 

张芷溪の顔は尚食の時から好き。

どちらも女優の意地でか、かなり体絞ってますね。

中国の女優さん、背も高いし、手足も長い。色も白い。羨ましすぎる~(笑)

 

毎回楽しく見せてもらっています。

明代の歴史少しは理解できるといいなぁと思っています。

そういう点では、ファンタジー物より、時代物の方が面白い。