BS12で見る中国ドラマ「山河月明」邦題「永楽帝~大明天下の輝き~」23話

 

 

因縁の関係にある尊大な態度の蓝玉とも問題を起こさず別れ、

父皇帝と兄皇太子のいる都へ行く燕王朱棣夫婦。

都には凱旋をした蓝玉、北元へ情報を流した第二皇子現在秦王朱樉の正妻王月悯(扩廓帖木儿齐王の妹)も来ることに。蓝玉は皇太子のねぎらいの宴へ。王月悯は投獄。

その間に皇太子妃が難産で子供と死亡。と、目まぐるしく場面は変わっていく。

というお話。

以下は、個人的な好みで画像を貰って来たものを張り付けているので、無駄に長いです。見なくていいと思います。長すぎてアップできるかどうかもわからないし。

 

 

北元へ向かってから久しぶりに屋敷に帰ると、奥様徐妙云のご機嫌を取る。

既に三男までいる朱棣家。長男朱高炽が次男朱高煦に武術で負けたと三男朱高燧が報告に来る。

 

 

妻徐妙云に確認をしながら、自分に気性が似ているのは次男朱高煦なのだが、と、話題をふると、徐妙云は自分に似ているから、または何かに優れているからと、皇太子以外の皇子を皇太子にするということはできるのかと、たしなめられる。

 

 

うんうん、二度と言わないと答える朱棣。

そして、皇帝に密訴状を送る。

受け取った朱元璋は

 

 

「他要是没这毛病啊」奴にこの悪い癖が無ければ。。。

 

 

弟皇子たちの処遇について書いてきたこの訴状。

 

 

皇太子に向かってお前が書くならとにかく、第四皇子の朱棣が書いてはならぬ訴状だ。書いていいのはお前だけなのだぞ。忘れるでない!!と、くぎを刺す。

 

 

朱元璋「やつめ、どんどん賢くなっていきおって。」

ここで、それに対して皇太子は

これは公の訴状ではなく、密訴です。という。

 

 

慌てて手紙を見返す朱元璋。

「早う、言わんか!!」と皇太子に。

 

 

皇太子は「武英殿に入った時に申し上げました」

 

 

言葉に詰まる朱元璋。

ここで優しい優しい皇太子は

「父上、朱棣にお会いになりたいのでしょう?」と、切り出す。

だから、朱棣の事ばかりおっしゃる。とは言わないけど。そんな気持ち?

結果、朱棣は三年ぶりに里帰りをする。

同時に蓝玉が凱旋する。その食事会は皇太子に任せるという皇帝。

 

 

その席で、やっぱり尊大な態度の蓝玉に、皇太子は罰として、今の梁国からもっとへき地で貧しい凉国へ国替えを提案。朱元璋も許可する。

詔を受ける蓝玉はガックリ。

 

 

懲りない蓝玉を卢星宇さまが演じる。今回も嫌いになりそうな嫌われ役を上手に演じておられます。戦はうまいが、勝ったからと言って誰からも尊敬されない、むしろ恨みだけが残るような戦い方の将軍。それでも、朱元璋が重用するのは、朝廷の勢力の均衡を保つため。と、官僚間の中でも馬鹿にされてます。

皇太子の国替えの提案はなかなかナイスだったようです。

 

で、ここからまた、朱元璋の態度が一変し、第二皇子現在秦王である朱樉の西安の屋敷に锦衣卫をむかわせたことを皇太子に告げる。

明国のしかも、朝廷しか知り得ないような情報が北元に流れていることの調査を锦衣卫にさせていたが、秦王朱樉の妻王月悯(扩廓帖木儿齐王の妹)によるものだとわかったため、王月悯を都に連行するためだという。

ここで、聡明な皇太子に似ても似つかない第二皇子秦王朱樉登場です!!

锦衣卫に屋敷を取り囲まれて王月悯を出せと言う前で、自ら首に刃を当てて、先に私を殺せ。妻を連れていくなら、ここで死ぬ。と、騒ぐ秦王朱樉。

 

 

 

妻に指一本ふれたらここで死んでやる!!

でも、無視されて、

 

 

屋敷から誰も猫の一匹出すな。屋敷を包囲される。

 

 

朱樉「どうして出てきた?」

覚悟を決めた王月悯「何してるのよ朱樉」

朱樉「お前を守るためだ。」

 

 

おや?何かに気付く秦王朱樉

 

 

急に腹が減ったな。なんでだろう?一日抵抗してたからな。←吹き出しました。

 

 

悯ちゃん、あのね

 

 

悯ちゃんの手料理ずいぶん食べてないけど、作ってくれない?

 

 

あなたったら。。。

 

 

あぁあぁ、よしよし、泣かないで。

 

ふざけた会話のようで、秦王朱樉の思いやりたっぷりな言葉に涙が。。。

笑って泣ける秦王朱樉だ。

 

钱泳辰演じる朱樉がかわいすぎる!!もらってきた画像全部張りたい!!

でも。。。スペースが。。。

 

第一子皇太子から第五皇子まで朱元璋、最愛の正妻马皇后の子供だと思っていましたけれど、意外にも皇太子は別腹で、もしかしたら、正妻の第一子朱樉が皇太子の可能性もあったわけです。が、この調子なので、機転の利く賢い朱标が皇太子になったんですかね。素質はもちろん、朱标の方が優れているし。何より父思いです。

でも~、朱樉だって、すごく奥さん思いです。この23話では、猛然と妻をかばおうとします。

そして、朱棣が都に帰ってきます。

待ちきれずに迎えに出ていく皇太子朱标。いまだに朱棣がかわいくてたまらない。

 

 

こうしてみると、戦争に出たわけでもないのに、皇太子の方が顔が黒い。

主人公は色白と決まっているか?

それとも、日々の激務でどこか悪いのか、めっきり老けた皇太子。

この時、皇太子、30歳くらい、朱棣は25歳くらい?

それでも、皇太子が朱棣に、痩せたんじゃないか?と気遣っていた。逆じゃない?

 

 

食事も、あれもこれも食べろと朱棣の皿にモリモリ。どれだけ弟がかわいいのか。

父思い、弟思い。家族思いの皇太子朱标。夫にしたいNo.1?上司にしたいNo.1?

その皇太子朱标が第四皇子朱棣に頼んだことは、第二皇子朱樉のこと。

気の重い任務を背負う朱棣夫婦。

 

 

 

秦王朱樉王妃王月悯に秦王朱樉と縁を切ってもらうためだった。

が、すでに王月悯は離縁状を書いていた。

いつも優しくそばにいてくれた夫秦王朱樉の存在を帰都路この18日間を共に過ごせたことが、政略結婚というには敗者の王の妹として嫁いできた日々のいつより素晴らしかったという王妃王月悯。そのささやかな幸せを守っていれば、今日の日は来なかったのに。

 

 

妻徐妙云が手にいれてくれた離縁状を皇太子に渡す朱棣

 

この時、皇太子にとって不幸な知らせが来る。

正妻常皇太子妃が難産だという。慌て駆け付けるが、母子ともに亡くなる。

同時に妾の呂氏も出産。こちらはめでたく男子が生まれる。

 

 

常皇太子妃の葬儀は朱棣の妻徐妙云が取り仕切る。

そこに弔問に呂本がやってくる。そして、蓝玉も。

蓝玉にとっては姪である常皇太子妃が頼りになる唯一の人物であっただけに、大変な衝撃だった。はず。

次の正妻皇太子妃になるであろう呂氏の見舞いに訪れるが、そこには呂氏の父呂本が。そんないきさつを徐妙云が見ている。

 

 

 

马皇后が生きていれば、このようなこともすべて皇后がしたであろう。

が、今は、皇后も、皇太子妃も亡くなり、皇太子の妾の呂氏は出産直後。

 

そして、第二皇子の妻は罪人として投獄中。

 

都に着く少し手前で、秦王朱樉と樉王妃王月悯は引き離される

 

 

「馬車を出て馬にお移りください。」

 

 

「わかった」と、今回はおとなしく従う秦王朱樉

本当だったら王妃王月悯が罪人用の檻に入らねばならない。

 

 

最後に笑顔を見せる秦王朱樉

 

 

見送る朱樉王妃王月悯

 

 

 

王妃王月悯からの離縁状を見せられる秦王朱樉

しかし、破り捨ててしまう。

文武どれをとっても皇太子にかなうものは無い。けれどこれだけは。

譲れないという秦王朱樉。

 

 

秦王朱樉の件は我々で対処すると、追い返されるように都を去ることになった燕王朱棣。やっぱり見送りに来る皇太子。皇太子の顔が増々老けているのが何とも。

メイクがうまいのか、何晟铭の演技が光っているのか。

皇太子朱标が気の毒でならない。この世に苦行に来ているとしか思えない。

 

 

 

めっきり老けた皇太子朱标。熱さましのために(熱中症予防?)蓮の実を渡す。

そんな効果があったのか!!です。

 

 

陈宝国演じる朱元璋

何晟铭演じる朱标

张丰毅演じる徐达

卢星宇演じる蓝玉

张天阳演じる铁铉

钱泳辰演じる朱樉

 

みんな大好き!!なので、こんなに長い。

 

ちなみに秦王朱樉はこの後、王位をはく奪され、庶民に落とされる。

後、朱棣が永楽帝になって再度王位を得る。

でも、静かに隠居させてあげたい秦王朱樉。おもしろいキャラクターだった。