毎年5月31日は、世界保健機構(WHO)が定めた世界禁煙デー(World No Tobacco Day)です。喫煙は世界中で心血管疾患、呼吸器疾患、癌などの様々な病気の原因となっており、年間800万人以上が喫煙関連の疾患で死亡しています。また、そのうちの約130万人が受動喫煙によるタバコ曝露が原因であると考えられています。1989年にWHOは毎年月31日を「世界禁煙デー」と定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指して様々な活動を展開してきました。

以下HPより

タバコの思い出はたくさんある。

父も伯父も叔父も祖父も喫煙者であったので、家の中はタバコのにおいがしていた。

小学校4年の担任は授業中でも板書が終わると子供たちが写している間に窓辺でタバコを吸っていた。タバコの紫煙に囲まれて育ったため、大学の部室にタバコの煙が漂っていても、友人の喫煙にも、平気だった。はじめての職場はワンフロアタイプで、当時は女子社員は男子社員のタバコの吸い殻を掃除することはお茶くみと一緒だった。9割の男子社員が喫煙し、職場はなんとなく、青く煙っていた。

次の職場も喫煙者が多かった。それでも病院の受付は診察がある間は禁煙だった。その後医局に移動したとき、医局はタバコの煙で前が見えないくらいになることがあった。医局のお茶くみとしては、毎回灰皿を掃除することが決まっていた。その後の事務局への移動後も男性ばかりだったので、喫煙が当たり前だった。

相棒もヘビースモーカーだった。職場の部屋は壁が茶色いくらいだった。勿論家の壁紙も変色していた。そして、相棒とこの街に来た時の職場も喫煙場所だったので、人がいる時はたばこの煙が漂っていた。

自分は一度も吸ったことがなかったけれど、受動喫煙としてはヘビースモーカーだったろうと思う。それでも、レントゲンで異常が見つかったことはない。

相棒はヘビースモーカーだったせいか、肺炎によくなった。それでも、吸い続けていた。2021年コロナ禍、肺炎という言葉がどれほど人々を震撼させたか。そんな真っただ中、相棒は肺炎になった。発熱しない肺炎だったので、気が付かず、息苦しさをひと月くらいこらえていたらしい。全く動かなくなっので、嫌がる相棒を病院に連れて行き、肺炎と診断されて、即、大きな病院に入院が決まった。コロナ禍、肺炎といって、入院させてくれる病院は少ない。熱の出ない肺炎だったので、明らかにコロナではない。それでも、多くの検査を受けて、病院の敷地内ある隔離場所のコンテナで数時間を過ごした。その間、呼吸ができない状態で、酸欠で苦しかったのだろう。その後、ひと月入院したが、退院後はタバコを吸わなくなった。コロナ禍、病院の付き添いはできないし、面会もできなかった。本人が一階まで下りてきて初めて、会えた。洗濯物などは指定時間に一階の受付で引き受けてくれる。それだけで、せいぜい、ラインでやり取りができるくらいだった。幸い相棒は現在元気だ。が、あれだけ、喫煙していたのに、今は全くその気配もない。どれほど苦しかったのだろうかと思う。

自分が吸っていたわけではないが、辞めてよかったと思うことはやはり喫煙だ。

でも、父も祖父も、叔父たちも、平均寿命をしっかり健康に生きていたので、喫煙だけが悪いわけでもないと思う。

そうだ、食べ物が合わない中国を妙に気に入っていた相棒。きっと、日本より喫煙におおらかだったからだ。でも、今は日本並みに厳しいと思う。

 

 

やめてよかったと思うことは?

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