BS12で日本語字幕で見て、タブレットで中国字幕で見る。

時間がかかるわ~

でも、「大人daren」の使い方が少しわかったかも。

現代劇では出てこないけれど、ファンタジーや歴史ものには出てくる。

テレビの日本語字幕には、「大人daren」と呼ばれる相手の名前に殿を付けてあった。

この名前の後の「殿」や「様」はわかりやすいけれど、「大人daren」だけだとなんと訳したものか?日本だったら「殿」「お代官様」くらいだろうなぁ。と思いつつ。

日本語字幕作成者の力量で実にわかりやすく、名前+殿と書かれている。

でも、適切な日本語が知りたい~。

 

 

お話は冯绍峰演じる朱棣が17,18歳の頃のお話。

まだ若いのに風格がある。っていってもすでにありすぎだ。

 

 

韓国よりの顔立ちの少年朱棣からいきなり香港よりの朱棣の顔。

いずれにしても18歳は無理がある。

 

 

陈宝国 演じる朱元璋が面白い。

百戦錬磨の総大将として、一国の主として、また、一人の夫として

子の父として。演技が使い分けられていて圧巻だ。

地味なお見掛けだけれど、動き動きに皇帝らしさがにじみ出る。

 

 

戦に大勝して先祖へのご報告の儀式のようですけど、その時の膝まづき方が、

他の人と全く違う動きで独特。二回見てもほれぼれした。

 

動画ではないのでわかりにくいけれど2コマの画像。

 

 

左ひざをついてゆったり体を揺らしながら、右ひざをつく。

他の皆様、すとんと膝をつくんですけどね。

でも、このドラマ、この膝の付き方で年齢や、威厳やらを表しているから、

監督の指導かしらん?王劲松演じる刘伯温なんて、よぼよぼの爺さん風だった。

 

それから、皇子たちの演武では第四皇子朱棣が勝利を挙げ、その勝利の仕方があっぱれだったので、北の要として配属できる武将誕生とも言われた。

その知らせを受けて、马皇后が人払いをして、「さぁ、喜びなさいよ」と、声をかけると

 

 

 

それを聞いた朱元璋がパパッン!!と、台をたたいて喜ぶ。

 

 

一方、建国の志士でもあり文人の杜源演じる胡惟庸

化粧がうまいのか悪人面です。

朱元璋が構想している建国の折に分けた国で今は当時の仲間達を配置しているところへ自分の皇子を配置したい。そうして朱家一族の国固めをすすめようとするのを、そうはさせまいと虎視眈々と狙っている胡惟庸。

 

 

表向きは、前線戦場の徐达の活躍で勝利できたのも、胡惟庸が統治下の税金を集めて、戦争の費用を捻出したもので、皇帝のすぐ下の地位を得ることになるのだけれど、まだ朱元璋から信頼を受けていない。皇太子は凋落させられそうだけれど、朱元璋は油断しない。

 

 

胡惟庸の昇進にお祝いをもって駆けつける人々を、うまく追い返し。

 

 

旧友からの祝いも返す。そしてその様子を外でこっそり見ている皇太子に見せる。

 

 

胡惟庸の屋敷の前で様子をうかがう皇太子朱标

そのお供には

 

 

韩承羽演じる李景隆がいつものほほえみで馬車の前で護衛している。

その李景隆の父登場

 

 

王辉演じる李文忠。ちょっと息子李景隆と似ている(笑)

皇子たちの腕試し、演武で李文忠が第四皇子朱棣後の永楽帝の才能をたたえる。

こうして、非凡な才能を発揮していく後の永楽帝、朱棣。

 

優しいだけが取り柄という钱泳辰演じる第二皇子朱樉秦王(明太祖朱元璋次子)

 

 

ですが、钱泳辰という俳優、結構存在感ありです。長く敵対している齐王(扩廓帖木儿  汉名王保保)の妹王月悯を妻としている。ぼんやりしている間に、妻は明国の内情を自分の兄に情報を流している。ということにも気づかず、妻を愛して大事にしている、お人好し。

 

演武で自分を打ち負かした弟第四皇子朱棣の傷の手当てをしてやっている。

兄弟愛もある次男坊である。朱棣が密偵として地方に行く時も、朱元璋に叱られてという表の理由をうのみにしている。知ったときの顔の表情がかわいい(笑)

 

 

 

第二皇子朱樉秦王は演武の後、濡れタオルを差し入れてくれた第四皇子の妻徐妙云にちゃんとお礼を伝える良い人でもある。←何気にたれ目が気に入っている。

 

 

濡れタオルを素直に受け取り顔を拭く。人を疑うことを知らない人なのかも。

「戻ったら燕王の妃にタオルのお礼を伝えてくれ」かな?おかげできれいな顔になったよ。←ええ、悪くないお顔だと思います。

 

 

一方第三皇子晋王

 

 

李雨轩演じる朱棡晋王(明太祖朱元璋三子)

次男の秦王がおっとりしている分、小才が利く。武術も上という人材。

第四皇子燕王朱棣が密偵として悪徳役人を暴こうとして捕まったとき気を利かせて

助け舟を出す。勿論、密偵として出向いているのも気が付いていた。

が、兄秦王をないがしろにする態度があったり、第四皇子燕王朱棣に負けて勝手に持ち場を離れたりと、ちょっと厄介な人物。になりつつある。前回まで立ち姿が秦王と似ていて、見分けがつかなかった。のはカンコロだけ?今回、少し見分けがつくようになった。その辺の物語の作り方もうまいのかも。と、思う。

 

皇太子は実の弟でも容赦なく尻たたきの刑に処す。第四皇子の時も同じ。

俳優さん、それぞれたたかれ方を研究している?12歳くらいだった朱棣は子供の表情を加えて、すでに成人している朱棡晋王は大人の表情で耐える。

 

 

でも、兄弟の描き方が面白い。ただ、カンコロには背格好が似ているので、見分けがつかないので、ここにしつこくメモっておく。この後もっと多くの皇子が出てくるはず。

 

その晋王朱棡の兄をないがしろにする態度を厳しく制したのは

张天阳演じる铁铉。

 

 

第四皇子燕王朱棣に地方官僚の汚職を訴えた時は僧侶の格好をしていたが、今では地方官僚?として、堅物としてつかえている。伊勢谷友介を思い出す精悍な顔つき。目つき。ストイックな姿勢。

 

女性陣としては齐王(扩廓帖木儿  汉名王保保)の娘にあたる海別、张芷溪演じる伯雅伦が目を引く。

「尚食」では永楽帝の皇太子の正妻胡善祥の姉「胡善围」を演じていた。

 

 

 

きれいな人だと思う。秦王に嫁いだ王月悯を姑姑(叔母)と呼んでいた。

秦王の妻である王月悯は明国の奥深くひそみ、情報を流している。

海別もその使命を帯びることになるが、自分を助け、母を辱めた蓝玉の悪事を暴いてくれた燕王朱棣に好意を抱いている。

燕王朱棣と明国の宮廷に来たものの、燕王朱棣は徐妙云と結婚が決まっていた。

 

演武の後、皇太子は第四皇子、燕王を自ら育てたので、実の親の様に勝利を祝う。

そして、第12皇子を第四皇子の燕王に託す。

賢い親からは賢い子供が育つのだというお見本かも。

 

 

演武で勝利した第四皇子燕王朱棣の食事の席で早く父上に孫の顔を見せてやれと言う皇太子。

その話を皇太子の長男の教育係として同席していた海別は複雑な表情。

 

 

第四皇子燕王朱棣も微妙な表情。

 

 

聡明な徐妙云はどうなのだろう?知っていて知らぬふり?

 

 

 

聡明な徐妙云。さぞかし父もただ武力があるだけでなく、優秀な人材だったのだろうと思わせる。

朱元璋が最も恐れる仲間。徐达の女学者と異名をとる娘。この部分どのドラマでも強調されるので、文献に残っているのね。

 

人間模様が絡む時代劇。

どれも、面白い。

ただ人物が多すぎて、覚えきれそうにない。のでマメにメモっておく。

どの役者さんもうまいので、見ていて面白いし、よく見ていると個性がある。ので、見分けがつくはず。だけど、役名が覚えられない。

それと、中国あるあるの、名前がいくつもあること。

 

永乐皇帝,明太祖朱元璋第四子、朱棣、燕王と、年齢別、相対的に呼び方が変わるので、要注意。

この後、気をつけねばならないのが、永楽帝に倒される朱允炆、建文帝,朱元璋之孙,朱标次子。俳優も子供時代、少年時代、それから、青年と変わるので、見落とさないように。って、自分用のメモです。

 

明国の建国にたづさわった仲間達(开国功臣)朱元璋、徐达、李善长、刘伯温、蓝玉、いずれも字があり、字で呼びあう。ので、さらにややこしい。

日本語字幕はちゃんと朱元璋、徐达、李善长、刘伯温、蓝玉と、翻訳されているが、音が全然違う。中国語字幕は重八、天德、百室、伯温、となっていた。

日本語字幕見てなければ、ますます混同するところだ。

 

马敬涵演じる张玉(世美)は齐王(扩廓帖木儿  汉名王保保)配下で娘の海別とともに、明国へ送られた兵士。最後まで自国の事を白状しなかったため今では燕王の妻の下にいる。一方寝返ったもう一人の齐王(扩廓帖木儿  汉名王保保)配下だった刘誉坤演じる盛庸は皇太子の側近になっている。

 

敵対する齐王は腕っぷしが強いだけでなく、人望も厚い、砂漠の王である。

お互い好敵手ではあるが、手を結ぶという選択肢も持っているという。心広い王である。

明太祖朱元璋もまた、そう思っている。お互い同じ思いなのに、それを伝え合えないため、何度となく戦争を繰り返している。子ども同士の結婚が決まっているので、話し合いはできているのだろうけど。

 

物語は名君をたたえるものでもあり、治世の難しさを語っているのでもあり、愛国心を芽生えさせるものでもある。おそらく中国政府が一番国民に見せたいものかもしれない。と、思うのはカンコロだけ?政府の検閲にとおりやすい材料だから、多くのドラマが製作されるのかも。等とうがった見方をしているのだ。だまされるなよ、国民(笑)

 

そうでした。刘德华に、似てません?

 

 

 

 

これだけ書いておけば、人間関係忘れないだろうか?

それでも、忘れそうだわ~