ここからは2023年最後の盗墓笔记メモ書きです。

 

シリーズあるあるの、謎めいた依頼が届き、埋蔵品探索に出かける吴邪,张起灵,王胖子の铁三角。そこでの、からくり、謎解き、パズル、冒険とアクションとちょっと悲しい物語。が繰り広げられる。どれも、全部当てはまった「黑金古殿」。

张起灵を鍵に持ってくるのも定番だけど、ますますわからなくなるのがこの仕掛け。

 

カンコロの中では张起灵はかつて张家が築いた財産、埋蔵品を守る人。だけど、遺失症(記憶喪失の一種らしい)で時々自分が何者か、何をしているか忘れても、その腕っぷしの良さでやとわれて盗掘部隊と一緒に埋蔵品を探しに入る。埋蔵品はいろんな仕掛けと怪物によって守られているが、唯一その仕掛けを解き明かすカギである张起灵なので、埋蔵品のある場所まで入ることができる。が、結局毎回その地下宮殿を破壊して盗掘に入った悪人たちごと、埋め戻して地上へ帰ってくる。と、いうことは。。。やっぱり埋蔵品を守る人なのだ。盗墓笔记というこの物語はこのループで延々と続く。だろう。

 

张起灵が自分の使命を思い出せば当然、埋蔵品を守るために、盗掘集団と闘うだろうし、記憶喪失でも盗掘部隊にやとわれて埋蔵品の場所へ行く。最後は埋蔵品を埋め戻す。

そんなシリーズを面白くしているのが、吴邪,张起灵,王胖子の铁三角と呼ばれる三人の登場人物。

特に、张起灵という名前もないキャラクターだ。名前がないので、名前を聞かれても答えたことがない。逆か。。

なので周りから、小哥,闷油瓶などと呼ばれる。

小哥は呼びかけの代名詞?普段お店でも、ちょっとお兄さん。的な呼びかけに使う。

闷油瓶は特に女性が無口ではっきり言わない男性に対して、イラっとして使う言葉のようなもので、ある中国人女子は「バカ」と同じ意味だ。と言った。カンコロはじれったいくらい無口な人。と、訳したが、むしろ「グズ」あたりの言葉の方が合うのかもしれないと思っている。吴邪と王胖子が本人がいない時に小哥と呼ぶときは必ずと言っていいほど、「我们的小哥那?(俺達の小哥(ヤツ))」ということが多い。

张起灵とは個人の名前ではなく、族長として引き継がれる名前。役職のようなものか?不老長寿であり、超人的な身体能力に優れ、語学堪能な(英語をはじめいろんな族の言葉を使えるようだ)見目麗しい少年と青年の間の外見の张起灵。寡黙な謎めいたキャラクター。

その张起灵の謎に迫るのが、吴邪である。1940年代张启山という张家の子孫の一人が長沙という街で組織した老九门の一員であった吴老狗の孫にあたる。代々盗掘した品物で?骨董品店を経営している。カンコロは张起灵と吴邪の出会いは偶然ではなく必然的なつながりを感じるのだが、その理由はわからない。

 

吴邪は高学歴、ドイツ留学経験あり、豊富な知識と鋭い洞察力があり、理論的で雄弁な人である。それは、時に鼻につくが、天然ボケで、お人好しな面もあり、人から好かれる人材である。人たらし的な性格でもある。リーダーとしては、誰一人見捨てることをしない人でもある。

张起灵が吴邪を守る理由の一つとして、吴邪を守れば、吴邪さえいれば、他のメンバーも無事に脱出できるからだ。とカンコロは思っている。そういう能力を持つ人が吴邪だと。

王胖子だけは天真と呼び、吴家の社員たちは小三爷(三番目の跡取り)と呼ぶ。张起灵と血族は吴邪呼ぶ。

この呼び方がいくつもあるのが、中国の文化で理解しにくい部分だった。

 

そして、铁三角最後の一人が王胖子。

本名は王月半らしいが、太っているので、胖子(太っている人の意味らしい)と名乗っている。年齢は吴邪より一回り年上の設定。

お金にがめつく、お宝に目がなく、彼こそが盗掘のプロである。普段は骨董品を扱うことを生業にしている。吴邪同様骨董品に鼻が利く。

そんな王胖子は人たらし吴邪にほれこみ(シリーズの中にエピソードがある)、なにかとサポートしている。お金に執着心が強いのに、吴邪に出資は惜しまない。吴邪も王胖子の優しさにお互い、助け合って冒険をすすめていく。

時間を超えた存在の张起灵の心のささえでもある吴邪と王胖子である。

 

冒険を繰り返す中、この三人を铁三角と呼び、知古として硬い絆を築いている。三人の冒険と張家の埋蔵品が絡み合って、毎回冒険を繰り広げる。のが盗墓笔记シリーズだと今は思っている。

時代に合わせて、隕石の墜落と宇宙人、パラレルワールドなどの背景を絡ませてドラマは作られている。中国全土、アジア全体をロケ地として展開していること、有名俳優を採用していることが、ドラマシリーズの人気だと思う。そして、中国人なら理解できる伝説などがあって、その部分はカンコロにはわからない。

 

2023年のメモ書き。