気が付けば中国ドラマ「底线」も35話を過ぎました。今、37話かしら?思いがけず地区封鎖があって、ドラマを見る時間ができたことと、ストレス解消に自分を許した結果、ついつい見続けてしまいました。

今日の中国あるあるは病室から。

 

 

方远は齐美玉に刺されて入院中です。彼の人気を表すように上司から、部下や弟子たちがお見舞いにやってきます。

そのお見舞いの品が、今回のあるあるです。左から牛乳です。

 

 

中国は牛乳信仰あるあるで、学生さんたちも栄養ドリンク的な感覚です。それで、進物用パックの牛乳をお見舞いに持ってきたようです。かなり重いです。250ml×20なら5キロはある。そして、牛乳なのですが、日持ちが長い!!そっちの方が心配になるくらいですが、三カ月~半年くらい持ちます。ですから、お見舞いに適しています。

そして、真ん中の裁判長が持ってきたもの。

 

 

これも健康食品というか、健康ドリンクというか。

 

 

お湯を注いで混ぜ混ぜしたものです。粉の量は多いです。カレースプーン5杯くらいの量の粉が一パックです。カップの後ろにあるものです。胚芽米というのでしょうかそのような栄養価の高い穀物を粉にしてあります。お湯で解くと、もったりした液体になります。お腹も膨れます。スーパーなどでも健康食品の売り場にあります。箱入りの進物用です。

他にも、

 

 

花や果物もこのように。持ってきます。花ですが、2017年ごろまではあまりプレゼント用のものを見たことがありませんでしたが、今回2021年2022年は街に花屋さんが増えていました。そして、花束もよく見かけます。お店のイベントでも小さい花束を配ったりしているのをもらいました。中国独特のプレゼント用の花束は陈康が持っている花束です。

実は、これなかなかの優れもので、重いのですが、底が平たくこのまま置いて飾れるようになっています。水も入っていますので、入院見舞いにも最適です。花瓶に入っているわけではないのですが。水の入ったビニールの底に厚紙が一枚貼ってあるので、倒れません。

 

 

見にくいですが、後ろにお見舞いの花束を置いています。

 

 

このように置くことができます。これは、教師の日にカンコロがいただいた花束です。中国も日常的にお花をプレゼントするようになったようです。

中国って、重ければいいというほど、どのプレゼントも重いです。牛乳だって、重いです。お花だって、水が入っているので、重いです。粉ものですけど、健康食品?ドリンク?も重いです。カンコロ一度入院した時にいただいたのですけど、持てないくらい重かったです。きっと退院する時は重いんだろうなぁ。なんて。思いながら見ていました。

そして、こんなに体にいいものをたくさんもらっていながら、方远が奥さんにおねだりするのは

 

 

方远の指先にあるもの「豆腐干」です。

 

 

中国が誇る世界一うまいもの。なんて言ってますが。

 

 

 

靳东って、うさんくさい裁判官の役で気が付きませんでしたが、イケメンかも。

 

「豆腐干」とは、豆腐(大豆製品)です。圧縮して味付けした豆腐を個パックにして、おやつとして食べるのが中国風です。味付けはあっさりしょうゆ味から、中国の味、五香味、辛い辛いものまでいろいろ。酒のあてというか、←関西ですから。酒の肴にも合います。食べたくなってコンビニに行きましたが、売り切れていました。老若男女問わず、人気なんですね。

それで、タオバオで画像をいただいてきました。

 

  

 

左が包装されたもので、右が包装から出したものです。麻辣味なんて、赤い唐辛子がペタペタついています。ビールは進むでしょうけど、カンコロはダメです。

 

そして、日本では魚のすり身の練り物。も、「魚豆腐」として同じように売られています。

 

 

カンコロはこちらの方が好きです。さつま揚げというか、魚のすり身の天ぷらというか←関西だからね。中国の人、パックをびりっと破いて口に入れています。小腹が空いた時につまむもの。という感じですかね。

中国の日常あるあるです。ヒマワリの種と同じ扱いです。そういえば、最大の中国あるあるのヒマワリの種を食べる場面がありませんでした。あれ?どうして?どこかで出てきてもおかしくないのに。「盗墓笔记シリーズ」「重启」では吴邪と王胖子が床にヒマワリの種の殻をぽろぽろ落としながら、食べていましたけど。あ、そうでした。今、公共の場ではヒマワリの種は食べてはいけないという表示がありました。例えば。長距離バスの中など、殻を床に無造作に捨てる人が多いからでしょうか。そのせいかな。このちょっと説教臭いドラマ「底线」では出てきていませんでした。中国あるあるなんだけど。

 

 

文句言いながらでも37話まで見てしまいました。

 

 

 

 

無事定年退官张伟民法院副院长

 

ここからはドラマ「底线」メモ書きとして、

病院を退院し、職場復帰する方远、そして张伟民法院副院长定年退職に伴い、方远が民法院副院长となる。煩雑な多くの仕事はあるものの、中国の伝統的な行事元宵節を方远の家に宋羽霏、叶芯、周亦安と母が招かれ、汤圆を作り、元宵節をすごす。もし、教えているのが中国語なら、このドラマのこの場面を中国の文化紹介として利用するだろう。多くの中国人が家族や友人親族と過ごす春節最後の一日を上手に組み込んである。古くない、今の中国の過ごし方だ。

 

 

そして、今までの案件で判決の出ていないものが裁かれていく。子どもを産むなら離婚するという夫の妻は子供を出産し、母親を殴り殺した優秀な長男は死刑を望んでいたが、初めて後悔の言葉を吐く。そのことを伝えられた宋羽霏は、喜ぶ。

案件で遊園地の危機管理ができていないと訴えた原告は周亦安の調停で敗訴した。それを根に持ち、周亦安の後をつける。周亦安は叶芯と遊園地に現地調査に向かう。そこで、身の危険を感じた二人は観覧車に逃げ込む。男は下で待っている。すぐに警察に連絡する周亦安。観覧車の中で、二人はお互いの気持ちを伝え、叶芯は吊り橋効果で「もし、無事に帰れたらあなたと一緒にいるわ(添い遂げるくらいの意味?)」という。もちろん、警察が駆けつけ、事なきを得た二人。晴れて男朋友,女朋友となる。ここで、周亦安のセリフに辞書にない文字発見。アプリでも出てこない。仕方なく、卒業生で日本に留学経験のある卒業生に聞く。彼女も辞書にもどこにもないという。そんなことありですか?

「怎么在感情里这么〇」の〇です。漢字は尸の中に从が入っています。せっかく、恋人未満から恋人になる時の言葉を聞けると思ったのに。残念。しかし、さんざん同僚先輩の離婚調停や婚約破棄などを見せつけられて、二人のこの先は明るいとは思えません。中国社会夫婦になると愛ではなく金でつながるという感じがしていました。誰しも本音はそうかもしれませんけど。このドラマでは男女の関係はどちらかが落とすまでは甘く優しい雰囲気に包まれますが、結婚準備が始まったとたんに、お金の話になるのが、なんとも。これは、中国あるあるなんでしょうか。この手の話はしたことがないので、わかりません。

そうでした、マンションを購入した男性が、購入時に景観良しという物件を購入したのに、建物がすぐ隣に建ち、その唯一の景観良し条件がなくなったので、購入代金の返還と損害賠償金を請求する案件があるのですが、方远は原告側の主張を全面的に認め、被告側の不動産会社に購入代金268万8800元の返済と損害賠償金53776元の支払いを求めます。現在のレート、一元20円で計算すると。マンションの購入代金53776000円損害賠償金1075520円です。間違っていないかな。でも、マンション五千万円って、結構なお値段ですよね。

このドラマの所在地は架空の地域「榕州市星城区」なのですが、元宵節にお団子を食べる習慣などから、南の地方のようです。ネットで調べると福建省、福州市がモデルの第一候補に挙がっていました。浙江省の南にある海に面したところです。福州は省都ですが、寧波市よりは住宅は安いかと思います。そこで、マンションの価格が五千万円です。これだけでは情報が少なすぎて比較しにくいですが、ざっと五千万円という金額で日本だとどのあたりですかね。中国の住宅事情、けして安くない。と、結論付けました。

どんな場所でどんな人たちが何をしているのか。最終回40話まで後わずかです。

弁護士徐天と鉄の女裁判官宋羽霏の恋の行方も気になるところ。