過去を振り返らないカンコロ(笑)前に進みます。26話まで戻らなければならないなど、どこ吹く風です。このドラマ、日本語で見ても時々見直さないとダメかもです。

昨日は少し頭を休めるため、見なかった中国ドラマ「底线」ですが、やっぱり見だすと止まらない。法廷ものとして、どこかで見たような、聞いたような内容の案件があるのでつい見てしまう、それも、原因でしょうか。

それは後程、今は、中国ドラマ「底线」にみる中国の日常あるあるです。今回はあるあるいっぱいあるよ。です。

 

こちら、出前を配達する配達員さん。日本でも普及していますかね?田舎住まいのカンコロは2021年当時見たことも、利用したこともありません。では、中国あるあるの出前のお話。

お仕事から帰ってきて、食べるものが無い方远、奥様すぐさまスマホを取り出し、外卖(出前)を注文します。そうすると。。。

 

 

間もなくやってくる配達員さん。手にはおしゃれな紙袋に長い伝票が張り付けられている。あるあるです。カンコロは利用したことはないのですが、携帯のアプリの中から、地域を選び、店を選び商品を選ぶと、支払いになります。その後、注文が受け付けられると、料理を作っています。配達に出でました。あと、何分で到着します。等が表示されます。

 

 

身近なところで、学校の中の学食のフードコートでも外卖(出前)をしています。コロナ禍ロックダウン中の現在は学内のみ配達可能なのだそうです。逆に学内の人はこの食堂のものしか外卖(出前)できません。

 

 

外卖のアプリごとに容器が違います。有名なのは,美团で、カンコロも携帯に入れています。蜂鸟というのもあるんですね。他に饿了吗も有名で、学院の近所をよく走っているのを見かけます。配達員さんはおそろいのヘルメットとジャケットを着てバイクで配達しています。色分けがあって、見ればすぐわかるようになっています。学校の中は自転車に台車をつけて、走っています。学生のバイトとしては良い方です。

学校の中にも外部の外卖(出前)の受け取り場所があります。コロナ禍自由に出入りできませんので、特別な導線を作り、配達の人がこの棚に置きます。棚は寮の番号順になっていて、学生は自分の注文したものをこの棚にとりに来ます。どの外卖(出前)にもドラマの中のような長い伝票が張り付けてあります。2022年10月18日以降は学外の出前は禁止されていますので今現在は利用できませんが、少し前の画像を探しました。

 

 

一万人の学生の出前ですから、ピーク時はすごいです。

 

次は中国のタクシー事情、あるあるです。

 

 

仕事が終わって職場裁判所から出てくる方远、門が閉められています。きっと地下鉄もなくなった11時以後でしょう。地下鉄は10時台に終電になります。手に持っているスマホのアプリでタクシーを呼んでいるようです。

 

 

右手のスマホを見ています。アプリで場所を特定し、目的地を入力すると、目的地に行くことができる車が出てきます。車の種類・値段などで車を選べます。選ぶ、もしくはどれでもいいとすると、アプリが特定の車を決め、どこから待っているところ出発点までの距離と時間を示します。同時に運転手と車の色、形、ナンバーを知らせてきます。時には挨拶もあります。

アプリの中で車があと何分、どこにいるかがわかります。

 

 

方远、呼んだタクシーに気が付きました。このピンポイントでやってくるところがすごい。

 

 

字幕をご覧ください。「携帯電話番号5532ですか」と、丁寧に運転手が聞いています。

タクシーを依頼した方が、車のナンバーなど情報を得ると同時に、運転手は依頼した人の登録携帯電話番号末尾4桁で、確認します。ですから、方远の携帯電話番号の末尾四桁は5532ということです。ちなみにカンコロは4422で、めちゃくちゃ覚えやすく、この数字だけは年齢と同様すぐ言えます。聞き返されたこともありません。←自慢する(笑)

こうして、アプリでタクシーを呼び、乗ってしまえば黙っていても目的地まで行ってくれます。目的地に到着すると自動的に支払います。ですから、中国語が苦手な外国人こそこのアプリを使うと便利だと言われました。が、実際は結構難しい。運転手が電話をかけてくることが多いのです。また、呼んだタクシーがわからないとき、違うところに停まったときなど、電話で話をする必要があります。それが難しい。でも、たいていは便利に利用できます。そして、街の道を流れているタクシーより少し安いのも利点です。

 

 

こちらが、町中を流しているタクシーです。ただし自動ドアではありません。自分で開けて乗り込み、自分で開けております。なれるまでに日本人は少しかかります。

中国にはどうやら、このような会社の持つ同じ色・形のタクシーと、日本のいわゆる個人タクシーの二種類があり、アプリに登録しているのは個人タクシーが多いようです。たまに会社のタクシーにもあたりますので、個人タクシーだけということはないようです。中国の個人タクシーは普通の乗用車を使っています。ので、外見はタクシーに見えません。しかし、先日乗った個人タクシーはスライドドアで自動(運転手が開ける)でした。車が比較的新しくきれいなのも利点です。

2013年に来た頃は、日本人は白タクと呼んでいました。が、中国では黒车と言い、違法タクシーのようなイメージが強かったです。客引きも強引でしたし、独特な値段で高い場合もあります。悪質な白タクは身ぐるみはがされるなど、怖い感じでした。が、現在はアプリで管理され、依頼者の評価の高い良い運転手は優先的に配車されるようになるなど、利点が多いため、親切です。

 

他にもあるのですが、長くなるので次回に。

 

そしてここからは中国ドラマ「底线」28-31メモ書きです

 

王劲松演じる陈康に退職願を提出した成毅演じる周亦安。上司の陈康から容赦ない案件をいくつも任されます。辞職までに片付けられないという周亦安ですが、協力者はいるという陈康。蔡文静演じる 叶芯が、やってきます。

そして、5年前に出て行った、夫乌刚との離婚を調停することになります。妻秦玲はこの5年間、子どもを育て、家を守っています。秦玲は、離婚訴訟にどのくらいの日数が必要か聞きます。約6カ月と答える周亦安。それまで待てない、すぐにでも離婚を成立させてほしいと頼みます。理由を聞く周亦安に、鬘をとる妻秦玲。末期がんで余命数カ月の彼女は夫乌刚の家族から、財産を守りたいと言います。

秦玲は育てている娘がいますが、子どもができないため引き取った養女です。養女に愛情を持たない夫乌刚の両親は夫乌刚が出て行った後、援助も何もありません。秦玲の母だけが手伝っていたのです。その母と娘に自分の死後、生活ができるように財産を残したいと言います。なんとか、秦玲の生きている間に、離婚を成立させたい。財産を守りたい。という気持ちで、叶芯たちと奔走する周亦安。夫乌刚の両親は秦玲親子の住むマンションの所有権を主張し、マンションに入り込む。秦玲はマンションを放棄し、出ていくが、解決は先になるかと思われたとき、秦玲が入院する。時間との戦いになって来たこともあり、マンションの費用を秦玲が支払うことを提案し、金額の提示をする、周亦安。金額がお互いに近づいたころ、秦玲は危篤に陥る。一度は心肺停止になる秦玲だが、娘の歌声を聞いて蘇生する。その様子を見た周亦安の中で何かが変化する。裁判が開かれ、秦玲と乌刚の離婚は成立、秦玲はマンションの費用を支払い、夫乌刚は毎月娘が18歳になるまで養育費を支払うことを言い渡して、閉廷します。その後、秦玲は他界します。が、周亦安は目の当たりにした病院での奇跡を経験して、裁判官として残ることを決意します。上司陈康にそのことを伝えに行きます。

古だぬき王劲松がなかなか面白かった。

「復職したいって?あぃやぁ~あの辞職届もう出しちゃったよ。さっき受理されたって。」

がっかりする周亦安←筋はわかっちゃってますけど。

 

 

薄い顔がますます薄くなる周亦安

 

 

「へっへ~、うそだぴょん。」

 

 

「ほら、かえしてやるよ」 鉛筆で書いたような重みの無い周亦安の辞職届を引き出しから出して返してやります。自分から取りに来るのを待っていたと。

なかなかいい上司です。しかも、周亦安の言動で刑事事件になりそうだった案件も訴訟をとり辞めるということまで取り付けていました。頼れる上司です。ドラマ「扶摇」长孙无极パパの长孙迥のイメージしか持っていなくて、盗墓笔记の吴邪の叔父、吴白役もイマイチ胡軍に負けてる感があったのですが、今回、のっぺりした面長に味が出ています。

 

そして、もう一人。

 

 

周亦安の書記官を務める王莎莎 演じる 舒苏のせりふがいいんですよね。見栄えもそうですけど、ぴったりです。

どうして、私がどうして短気だと思う?無能だからよ。つい焦っちゃって。。。わたしはね、痩せっぽっちで色が黒い目立たない子供だった。。成績も中くらい、試験も合格ぎりぎりの私。そんな私が裁判所に事務方として勤めること、嬉しかったわ。天職だと思った。でもね、裁判官を見ていると、やはり私にはできないと思ったことも事実。私にはない才能を天赋をあなたは持っている。そんなあなたが裁判官をやめるのはもったいない。彼女が言うことで説得力がある。やっぱりこういう役者さんも必要ですよね。

 

カットを失敗したとしか思えない周亦安の髪型。それも役作りのひとつなのか。でも、やっぱり主役は方远という感じがひしひしとする

 

 

制服のスラックスの丈を前回話題にしましたが、方远は長いめ(それでも短いと思うが)年齢の問題かもしれませんが、明らかに主役分けてる感があります。

そして、「底线」の広報予告番組で流れていた、傷害事件、誰のことかわかりませんでした。ので、ここ数回の成り行きで、周亦安が刺されるのかと思っていましたが、さかのぼること第一話まで戻り、方远が受け取らなかった収賄のことを恨んだ齐美玉が方远を刺します。覚えていてよかった。バイクで突然方远の前にやってきて、お金の入った袋を押し付ける場面があるのですが、方远はバイクを追いかけて、お金を返します。押し問答でお金が道に散らばるという印象に残る場面がありました。今回はお金ではなく、包丁を取り出して、方远を刺します。一時は危篤状態だった方远ですが、回復に向かいます。主人公は死なず。です。しかも、ぎくしゃくしていた夫婦の関係も一気によくなります。

 

主役は誰なのか、しっかり視聴者にアピールですね。ここ数回、周亦安に持って行かれそうな勢いがあったのですが、戻りました。芸達者な役者さんが揃っているので、先がわかる話でも見られます。逆に先がわかるのは中国語がわからないカンコロにはありがたい。

 

ぜったい日本でも字幕付きで放映されると思うので、ご覧になって、違うじゃん。と、笑ってやってください。カンコロも日本語字幕で見たい!!