胸はなぜ垂れるのでしょうか?

 

顔と体が小さくなる方法と美しくなる方法をお教えする、ライアン美容外科の院長チェ・サンムンです。

今回は胸の下垂、即ち胸が垂れる原因をご説明します。また、その予防についての方法もご説明致します。

女性の胸は加齢とともに下方に垂れてきます。

胸の内部の構造の中で、クーパー靭帯と云うところがあります。簡単にご説明すれば、このクーパー靭帯が胸が垂れるのを防ぐために上に突っ張っています。クーパー靭帯もコラーゲンとエラスチンで構成されているため、加齢に伴い内部を構成している物質が抜けていきます。また、閉経期に伴い乳腺の組織が脂肪に変わっていくため、乳房の構造が変わりことにさらに垂れることになります。

 

★ブラジャーを着けた場合は垂れを防ぐことができますか?

ブラジャーを着けると何らかの支えにならないかと期待をしますが、重力の力を逆らうことは出来ません。最近、フランスの学会の内容によると、長時間ブラジャーを着用すると、返って乳房の組織を悪化させるため、垂れを催促する結果に繋がると云ってます。

 

★運動の際にはスポーツブラも効果はないでしょうか。

ランニングやエアロビックなどの運動をする際に、胸は上下に激しく動きます。物理的に衝撃が加わることには違いがないですが、スポーツブラの着用が胸の上下の運動を防ぐことができます。

 

★運動は胸が垂れるのを防ぐことができますか?

雑誌や新聞等では、運動が胸が垂れるのを防ぐことが可能と書いてある目にしたことがあります。運動は、大胸筋、小胸筋を発達させる効果はありますが、胸の高さを維持する靭帯とはまったく関係がないと知られています。しかし、最近アメリカで発表された関連資料を見ると、適度の運動はクーパー靭帯を含めて周りの靭帯を強化するとの報告がありました。