お母さんたちを含めた話し合いの後。


丁度、一週間後に
授業参観があったんです。


あの話し合いの後、
娘は、相手の子達はそれでも
先生に分からないように、自分たちを執拗にいじめるだろう、
と言っていましたが、
特に目立ったことも無いようで、
“どう?”
と聞くと
“何が?”
というほど、娘の反応が薄いです。


小さく、気に入らないことはまだお互いにあるようですが、
泣くほどむかつくようなことは、
今のところ無いようです。


先生とも何度もお会いしたし、
別に授業参観に行かなくても良いかな?
と思っていたんですが、
一緒に相談に行ったお母さんからムンチャが来て、
“一応、行ってみませんか?”
と誘われたので
しぶしぶ(?)行ってきました。


いや、丁度仕事が立て込んでいたので、
ちらっと授業を見て帰ってこよう~と。


最初からいるのもなんだし、
そうだ、丁度そっちの方向に行きつけの美容院があるから
髪をカットしてから学校に行こう~~、
とかなり遠回りで行ってきました。


まあ、それでも正味1時間くらいで
帰ってこれるだろうという予定で。


美容院に行ってカットして
(あの、韓服用の髪、どうだった?
 どうやって寝たの~?、
 とちょっと騒いだり^^)
いよいよ学校へ。


娘の学校は、校舎に入るとすぐ左側に
図書室があるんですが、
その前に授業参観の予定表がありました。


見てみると、
ぬあんと、2時から授業参観という連絡しかもらってないのに、
2時からは学校の説明会(成績とか)、
授業は3時10分からで、
その後、どこかの講師を呼んできて、
子供の育て方講座、みたいなのが一時間あり、
その後、担任の先生と個人面談、
みたいな。


えええ~~~~。


小学校は授業参観が終わると
すぐに先生との話し合いになるので
てっきりそうかと思ってきたのに、
これは困ったなぁと思いました。


一回家に帰るか?とも思ったんですが、
案内の先生に
“どうぞどうぞ”
と言われてしまい、
ついつい図書館の講義室へと
足を踏み込むことに。


そこに私を誘ったお母さんと、
ぬあんと、その隣にはいじめっ子側のお母さんが!!
(主犯格ではないけど)


私を誘ったお母さんは
いじめっ子たちに優しく注意をした、あのお母さんで、
その度量の広さというか、
いじめっ子の側のお母さんとも
すっかり打ち解けていました。
(すごい!)


学校の説明が終わり(どんな話だったのかはまた別の記事に)
授業までちょっと時間があったので
お母さんたちと三人で
少しおしゃべりをしました。


いじめっ子側のお母さんは
あの日以来、家に帰ると娘さんのスマフォを取り上げ、
一定の場所に置いておくようにしているんだそうです。
(ま、時々持っていくけど、
 見つけたら、また定位置に戻すようにさせてるらしいです)


お母さんたちの話によると、
いじめっ子のリーダー格の子は
三年生にお姉ちゃんがいて、
この子がまた非常に優秀で
しかも、今の担任の先生が担任をしたことがあったらしいんです。


だから、色々と比較されるという劣等感も
あるんじゃないかという話でした。


その後、授業参観して、
さて、帰るかどうするかと思ったら
担任の先生が
“ちょっと皆さん、
 お時間ありますか?”
と声を掛けてくださいました。


本当は子供の育て方講義を聴いてもらいたいけれど、
時間が長くて、先に帰られるお母さんたちもいらっしゃるだろうから、
その前にこの間のことや最近のことを
話したいとのことでした。


で、職員室というか、
韓国は学年ごとに先生の部屋って言うのがあるんですが、
そこへ案内されました。


担任の先生の話によると、
あの日、教頭先生は自分が切れてしまったことに対して
非常に申し訳ないと、
担任の先生にも生徒たちにも謝ったんだそうです。


でも、学校側としてはこれ以上問題が起きるようであれば
法的処置をとるしかないということは
変わらないんだとか。


ま、それはそれで良いですけどね。


で、その後、どんな風に変わったのかというと、
子供たち、というか、クラスの雰囲気が
180度、変わったんだそうです。


それまで、朝礼の時間も授業の時間も
注意力散漫で殆ど学級崩壊状態だったのが、
生徒たち、皆、授業に対する態度がまじめになり、
それだけでなく、掃除なども率先してやるようになったとか。
(掃除当番とかは特に無くて、
 内心の点数を上げたい子とか
 純粋に掃除をしようという子とかが
 掃除をするんだそうです)


“いきなり皆、天使になったんですよ”
と担任の先生は感激していました。


ただ、あの日、うちの娘が非常にむせび泣いていたので
それが気になった教頭先生が
後日、うちの娘だけを呼び出したんだそうです。


えー、そんな話、聞いてないし。


でまあ、とにかく、もう心配は要らないと思います、
ということだったんですが、
帰り際にいじめられていた転校生のお母さんは
“楽観的過ぎ。今もまだ完全に解決してないのに”
みたいな感じなことをぽろっと言っていました。


お母さんたちと一緒に帰ろうかとも思ったんですが、
丁度、授業参観の前日。


今までパン屋さんになると言っていた娘が
いきなりファッションデザイナーになるとか言い出して、
しかも、一学期の時。


進路を書いたり、希望の高校を書いたりとかした時に
娘がどうしたら良いのか分からない状態だったのに
先生は早く出せとか言うばかりで
すごく困ったとか娘が言っていたので、
韓国って、そんなに早くから進路とかしっかり決めないといけないのかな?
とちょっと不安だったんですね。


なので、もし、個人的に話したいことがあったら残ってください、
といわれたので
ついつい、私だけ残ってしまいました。


そうしたら、担任の先生は
てっきり教頭先生に呼び出されたことを
気にしているのかと思ったらしくて、
その説明を色々されたんです。


まあ、内容は私が思っていたようなことと同じで、
喧嘩両成敗という感じだったけれど、
教頭先生も担任の先生も
ちゃんと分かっていらっしゃいました。


担任の先生からみてうちの娘は
正義感が強く、義理堅く、人の痛みの分かる子で
勉強も素質があるからがんばれば伸びる、
とのことで、
できたら、勉強の出来る友達と仲良くなったら良いのに、
とのことでした。


そう。

うちの娘って、確か小学校低学年までは
大人しめ~のまじめ~な子が友達だったんですが、
そういう子たちが
相次いで転校してしまったということもあったからか、
なぜか、高学年になるにつれて
ちょっと危ない系の子と友達になっていくように
なっていったんですよね。


かといって、娘が危ない系に染まることは無いんですが
(とはいえ、ファッション的なことは思いっきり引きづられてますが)
元来の正義感の強い性格とのギャップが激しくて
時々自爆してしまうんです。


中学以降は勉強面にとっても
友達選びって大切ですが、
それより、自分のキャパシティを超えるようなことをするような子と
仲良くなるなよ!と言いたくなります。


担任の先生にも娘さんがいらっしゃるらしくて、
最近、クラスでトップの子と仲良くなったら
いきなり成績が良くなったということで、
うちの娘もそうしたら良いのに・・・
ともったいない、と言われるんです。


まあ、娘の人生。娘が生きるわけなので
私はアドバイスしか出来ません~。


友達もね、悪い子だから付き合うな、
って親の目線で線引きしたくないです。


素行が悪いのだったら
自分が良いほうに引っ張っていけば良いんですから。


娘はちょっと引きづられぎみではありますが・・・。
がんば!という感じです。


そうそう。
教頭先生に呼び出されたという話も
後で娘に確認して、
何を話したのか聞いたら
“覚えてない~”
ということで、
娘にとったら、もう終わった話、
という感じでした。^^;;


とにかく、一件落着したようで
ご心配をおかけした皆様にも
一応、ご報告させていただきました。


心配してくださり、
本当にありがとうございました。

とっても心強かったです。^^