先日日曜日の朝方放送されたドキュメンタリーご覧になりましたか?
北海道のテレビ放送局のディレクターさんが両側乳癌になり、全摘するドキュメンタリーでしたが
私が唯一共感できたのは
このディレクターさんが術後乳癌患者の方のためのヨガに出席された際、他の出席者の方がおっしゃっていた
「病気になることが許されない社会なのかなとよく思う。
誰にでもなる可能性があるから、せめて言える環境になって欲しい」
というところでした。
ほんと、癌て告知されたその瞬間から、普段の生活から切り離された感覚になる。
友人や職場の人、今まさに道すれ違った人とはもう違う。
普通じゃない世界。
普通じゃない人種。
普通じゃない人生。
いきなり普通じゃない世界の住人にされてしまう感じ。
もうあっちの世界には戻れない。
それが癌患者。
2人に1人が癌になる時代とかいいながらほとんどの人が癌とは無縁の生活をしているわけで。
さらに若い世代であればあるほど当然超絶マイノリティ。
もちろん本人の性格や環境によるけど
まだまだ偏見や差別にまみれた世界で生きていかなければならないのだ。
0期術後無治療で何言ってんだよって思われてしまうかもしれませんが
再建手術待機中であり、これからもずっと再発にびびって生活していかなければならない私の素直な感想でした。
「おっぱいふたつ取ってみた」ていうタイトルにちょっと「はあ?」ておもったり
全摘同時再建なしで10日も入院して予定より早く退院とか(個人差病院差ありますけどね)
術後、ご主人に「重くて鍋持てな~い」っていったりとか(これも個人差ありますわかってる)
術後泣いてたのとか見るとちょっと冷めてしまった。私の性格が悪すぎるのか?
あと、びっくりしたのが、あんなに簡単に医者の方から
「乳首は残すから」
っていって皮下乳腺全摘になったこと。
え、ガイドラインにも書いてあるけどそこのリスク伝えなくていいの?考えなくていいの?
しかもこの方、どちらかの乳房の癌は乳首に近いところって言ってたけど・・・・
このディレクターさん、今まで乳癌の方の取材をいっぱいしてきたはずなのに、そのリスク知らないはずないと思うので
知っててあえて残したんでしょうか。
まあ治療は人それぞれの選択なので正解はありませんけどね・・。
と、まあ、もやっと鑑賞しました。
さらに気になったのが、この方もともとダイレクトインプラントする予定だったみたいで
(結局アラガン社のリコール問題のせいで同時再建はできなかったんだけど)
やはり病院によって選択肢が決められていくんだな、と思いました。
私が通う病院は、インプラントの場合、大胸筋下にエキスパンダー挿入しなきゃいけない二期再建しかやってないので。
エキスパンダー皮下挿入中で自家再建しか道がない私が今一番求めているダイレクトインプラント・・・
うらやましい。
最初に紹介状を書いてもらう病院選びは慎重にってことですね。