前回の続き。

 
 
ステレオガイド下マンモトーム生検。
 
 
マンモグラフィーをしながら、ぶっといドリルみたいのを刺して、組織をがっつりとる、精密検査。
 
しこりがまだなく、マンモグラフィーで石灰化が見られるだけの場合等に適用される生検。
 
他のどの細胞診、組織診よりもたくさんの組織がとれるので、
より正確な結果がわかったり、初期の乳がん診断に有効とのこと。
ただ、胸に5ミリほどの傷がつく。
なんたってドリルだから。
 
 
ネットで体験談を色々拝読しましたが、
 
失神したとか
検査翌日も来院しなきゃならないとか
抗生物質と痛み止め処方されるとか
 
色々な情報があったので調べれば調べるほど憂鬱になりました。
 
 
が。先に言います。
マンモトーム、余裕でした。
なので、今マンモトームを待っている方で不安な方。
検査自体は大丈夫です。
ただ、個人差は当然あるだろうし病院によっても差があると思います。
座位のものよりも寝ながらのものの方が断然いいそう。
体勢も楽だし、視覚的にドリルが刺さるのも見えないですしね。
 
 
 
 
私はこの検査を待っている時期から本格的に本を読んで乳がんの知識を頭に入れていました。
サブタイプがあることや、非浸潤性乳がん、浸潤性乳がんのことなども、初期知識としては理解しました。
 
 
一方でマンモトームして乳がんじゃなかった人のブログ等必死に探してました。
 
マンモトームが適用されるのはどの状態の人なのか。
 
画像上明らかに乳がんである人はマンモトームしないんじゃないか。とか。
 
色々探しましたが、結局のところ、カテゴリー3以上の場合は全部当てはまる、という答えしかなかったです。
カテゴリー3でも4でも5でも、やる人はいる。
 
 
 
「カテゴリー3でマンモトームやる人もいる。大丈夫、大丈夫」
 
という気持ちと、
 
「万一乳がんだとしても、非浸潤性乳がんはマンモトームによって発見されることが多い。
ということは癌であっても非浸潤の初期」
 
という気持ちが波のように行ったり来たりしてました。
 
 
 
いざ前日になると
 
 
 
てゆーか、なんで無傷の胸に5ミリとはいえ穴あけられにわざわざ行かなきゃいけないんだ?
 
 
 
と、逆ギレのような気持ちが湧き上がり、行くのやめようかな、という思いがふとよぎったり。
 
今思うと本当に情緒不安定。
 
 
しかし、当然のように検査の日はやってきます。
 
重たい足を引きずり病院へ向かいました。
受付で内心いやいや予約票と同意書を提出...。
 
 
この日は比較的早く呼ばれ待ち時間ほぼありませんでした。
 
まず医師の診察です。
初めて見る30代くらいの女性医師でした。
 
「この機械で、石灰化部分の組織をとります。麻酔するので痛くないと思いますが、取るときに、バチンと大きい音がするので驚いて動いちゃう人がいるんですが、
動くと場所がずれてしまうので、動かないでください。
これくらいの音です。」
 
 
実演
 
 
たいして大きくない。
 
「それから、体に影響のないクリップみたいなものを入れます。ここから組織をとりましたよっていう印で、体に残っても害のないものです。
では、まず位置再確認するのではじめにマンモグラフィー撮りますねー」
 
 
またマンモ!この1ヶ月で3回目!被曝しまくり!!
 
と思いながら、若い女性技師さんに撮影していただく。
これまた、あまりぎゅうぎゅうされない。
この時にはぎゅうぎゅうされるほうが被曝量が少ないとわかっていたので、
 
ここまできたらどうせ乳がんだから、もう今更被曝量とか関係ないからぎゅうぎゅうしないんですか?とか
 
撮影後に技師さんが
 
「はい、しっかり写ってますね」
 
と言ったのを聞いて
 
しっかり写ってるって何が?わたしの癌が?
 
と、心の中はだいぶひねくれていました。
 
 
その後、すぐ隣の部屋へ移動。
 
広い部屋にでかい機械。
 
マンモグラフィーを撮ってくれた若い女性技師さん、はじめに説明してくれた女性医師、その他看護師さんが何名か、計5名くらいいたかな?
みなさん、忙しそうにわらわら動いていました。
 
 
ああ、ついにドリルの時間がきた、、
と覚悟を決めました。
 
 
毎度長くなりすみません...
次に続きます。
 
 

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