150. のそっと入るジソブさん。
150. のそっと入るジソブさん。
ごひいき 蘇ジソブさんの新しいドラマ「オーマイビーナス」
が余りに駄作でがっかりしていたのですが、日本でも放送
されるのでどんな評判になるのか気にもなっています。
とにかく、若い頃の切なさ漂うしかめ顔も、今となっては
「もうやめた方が……」と忠告したい年寄り面だし、指を
口元に持ってくるような、自分ではセクシーだと思っている
のでしょうが、そんなポーズももう止めた方がいいと思い
ます。とにかく脚本がナッテナイ設定で、この人には
今後どういう役があるのか心配です。
ジソブさんが若い俳優さんたちと一緒にいると、一人老け
て見えるし、相手役の女優さんとの絡みでも、いい歳して
そんな演技でもないでしょう、とテレビの前で叱りつけて
おりましたが、しかしそういう時でもブログのネタは提供
されて、のそっと部屋に入るジソブさんの「のそ」とは
何ぞや、と引っかかったのです。
実はこの「のそ」は韓国語でズバリ、入る、という言葉なの
です。どこで見つけたかと言いますと料理番組からです。
私の最近の韓国語の勉強法にテレビの料理番組をiPad
で撮り、そのハングルを訳すということをやっていて、
料理番組ですから、ここにヤンニョムを入れて、それと
砂糖を入れて、と、入れて、入れてが多いのです。
넣다[ ノーッタ]:(外から中へ物を)入れる。
넣어 [ ノソ ] : 入れて。
「のそっと入る」は結局、入る、入る、と韓国語と日本語
で重ねて言っています。
のそ、のっそりは万葉言葉には出て来ませんので、きっと
統治の時代に日本人が朝鮮語を覚えるのに、ノソッと入る、
と掛け言葉にしたのでしょう。
また「入る」と「入れる」では言葉は違うのですが、結構
同じ意味使いなんです。例えば、
スープに塩を入れる - スープに塩が入る。
子供をお風呂に入れる - 子供がお風呂に入る。
などです。
넣어と書いて「ノソ」と発音しても良いのかを、H Mart の
中の資生堂で働いている韓国人の女性に確認して貰い、
「この発音は韓国語の中でも very hardなの。あなた、
良く読めたわね」とほめられたのですが、そりゃあ、こっち
は大事なジソブが絡んでの言葉探しですから、言霊の
神様がピカッ、ピカッと明かりを照らしてくれるのです。
そうじゃなければ、こんな言葉は見つけられるものでは
ありません。
2-27-2016