117.カッポレ カッポレ 甘茶でカッポレ
117.カッポレ カッポレ 甘茶でカッポレ
下の挿絵はウキペディアで見つけたものです。このような
情報を入れて下さった方には本当に感謝です。
カッポレとは大阪住吉神社の御田植え神事に行われる
踊りの囃子言葉とのことで、挿し絵には御幣を笠の
てっぺんに飾った柄の長い二蓋笠(にがいがさ)を立てて、
その周りを三味線を弾く女の人、お囃子の男衆、それに
踊り手たちが描かれています。
それで先ずカッポレの解読には「笠」から入って見ました
が、該当する韓国語は見つかりません。それなら、カッ、
はどうかと、갓 を探しましたら出て来ました。
갓 [ カッ ] : カッ ( 昔、成年男子が頭にかぶった冠 )
冠の形をしたもの、笠。
そうしますと次は、ポレ、ですが、甘茶と笠で何するの、と
尋ねれば、甘茶を笠に振り注ぎます、あたりが妥当な所
です。お釈迦様の誕生日の四月八日の花祭りでも、天と地
を指差して立つお釈迦様の頭から甘茶を注いでお祝いを
しますから、おそらく住吉神社でも甘茶は笠の上に注いだ
のでしょう。
붓다 [ プーッタ ] : ( 液体を ) そそぐ、つぐ、注入する。
~래 [ レ ] : ~だって、~だとさ。(終結語尾)
固いことを言えば発音はカッポレではなくカップレですが、
この囃子言葉は祭りに集まった民衆に囃子手が、「田んぼ
の神様は、お前たちが豊作を願うなら私に甘茶を飲ませな
さい、とおっしゃっているよ」ということで、
カッポレ カッポレ、笠に甘茶をそそげとさ!」