111.オロロン オロロン オロロンバイ
111.オロロン オロロン オロロンバイ
島原の子守唄に出てくる、オロロン、の意味がまだ分かって
いないようなので、ダックスフンドのおばさんが探して見ます。
歌詞に、はよ寝ろ 泣かんで オロロンバイ、とあり、赤ん坊を
寝かしつける子守の心情は、早く寝ろ、さっさと寝てくれ、
お願いだから早く寝て下さい、早く、早く、と言うものです。
얼른 [オルルン] : 早く、すぐ、速やかに、急いで、
素早く、直ちに。
オロロンとオルルンでは発音が違うと仰りたいでしょうが、
韓国語のオルルンが元々の言葉でしょう。バイは歌詞の
中に、連れんこらるばい、火事げなばい、などがあり長崎
の方言で, ~だよ、の意味だと思います。
それで、こうなります。
はよ寝ろ 泣かんで 早くだよ
早く 早く 早くだよ
子守の女の子もまだまだ七、八歳の子供で、ぎゃ~ぎゃ~
と泣き止まない赤ん坊を背負い自分も半べそで、オルルン
オルルン オルルンバイと細い背中を揺すってあやして
いたのでしょう。
この子守唄には長崎の女衒が貧しい家の女の子を東南
アジアに売り飛ばしていた当時の世相をはっきり伝えて
います。からゆきさんと呼ばれた娼婦と言われていますが、
大方の客は当時東南アジアに侵攻中の日本軍の兵隊で
しょう。
今、韓国に慰安婦の強制連行を責められて、そのような
事実はない、と日本政府は頑張っていますが、狭い船底
に押し込められて連れて行かれた娘たちの居たことが、
この島原の子守唄で、本当だった、と伝えているのです。
慰安婦の募集は日本軍の仕事の内、但し、どのように
慰安婦を確保したのかは日本軍の預かり知らぬこと、と
言い張って来ましたが、何のことはない、この子守唄に
ちゃんと当時の様子が唄われていたのです。
そう考えれば、島原の子守唄は慰安婦問題の大事な証拠
物件です。しかも、オロロンなどと朝鮮語も入っています
から、統治後に列島に入植した朝鮮人の子女を最初から
ターゲットにしていたのではないかとも考えられます。
1-29-2015