高齢化社会の苦悩
今月、母のケータイの機種変更をしました。新しい機種を選ぶにあたって、私はらくらくホンのスマホタイプのほうがわかりやすいのではと思ったのですが、母はこれまで通り従来の折り畳み式のケータイのほうが使い慣れているからよいと言いました。で、新しいケータイにしたのはいいけれど、同じタイプのケータイなのに、使い方がわからん、と言い始めました。わかりやすいようにと、1のボタンに私の番号、2と3のボタンにはよく電話をするお友達の番号をそれぞれ設定しておいたのに。。。こんな簡単な操作も覚えられないなんて。あぁ、これが歳を取るということなんだとあらためて思いました。まぁ、もともと母は新し物好きではなかったし、機械音痴でもあったので当然のことかもしれま せんけど。本人も「だんだんボケてきた。」としっかりと自覚しているようです。母は昔、お布団を敷くときにでんぐり返りをしていました。シーツの端と端をあわせるときに立って向こう側に行くかわりにでんぐり返りをしていたんですよ。若いころから体が柔軟で、80歳過ぎてもとても身軽でした。なのに91歳の今、体は日に日に動かなくなっていく。昔が身軽だっただけに、今の状態は母にとってなおさら受け入れがたいものだと思います。頭も体も衰えて、なんの楽しみも見つけられない日常に「なんとかならんかねー。」「いつまでも生きとったらいかんね。」と、切ない言葉を口にします。そんな母のネガティブな言葉を聞くたびに、ため息が出ます。何とかしてあげたいけど、こればかりはどうしようもありません。