もう5年も前になるかしらねえ??。早くに未亡人になったという同級生が終の棲家と心得て娘さんの所に同居することになり上京してきました。
その人には同い年の男のイトコが居ます。首都圏在住の同級会で親しくさせて貰っていますので、彼女の上京を祝ってあげましょうと3人で会ってから、たまの電話がありましたが、大抵の場合が愚痴や亡き夫の自慢話が多く、だんだんと話がつまらなくなっているうちに電話もかからなくなってホッとしていました。
ところがこの週に2回の長電話がありました。
気持が納得するまで話を聞くことで心安らぐならばと。。。
彼女は東京のK女子大に入学しましたが、不足があるとかで在籍のまま他の私立共学大を受験しました。サクラは咲きませんでした。その後のことは知らずにいました。
結構早い結婚をされたのです。産みの母が生後間もなく亡くなられてからの彼女の人生はいろいろと複雑苦境に遭ったらしいのです。「これまでの人生の中で夫が一番優しかった」そうですから心底お幸せな結婚をされたのでしょう。
何に誇りを持っていたのか分りませんが、みんなと同化して心を開いて話すことをしない人でしたから自然と孤独な感じでした。
今夜の電話は「今、テレビで知ったんだけど世田谷美術館の行き方を教えて」ということでした。近く73才の誕生日を迎える前祝いに、明日行きたいと言うのです。先日の電話があるまでの間は区の施設を活用して満足していたらしいのですが、人間関係が理由で楽しんでいた卓球も止めてしまったという。さもありなんと思わなくもない。
娘さんの帰りが遅いとか昼ご飯が終わった頃とかに、ふと私のことを思い出すようです。
田舎で同級生から煙ったがられることを聞いてはいましたが、何故??。解った気がします。
鎌足の末裔だというのです。「随分と大昔から続いてる家系なのねえ」と言いましたら、どうしたこうしたと言いますので、私が「ウワア!!。悪い力持ちの先祖なんだあ」と言ってもどこ吹く風。私の言う意味に気が付きません。
「どんなに窮してもプライドは持って生きなければ」と言いますので「どんな人でもその人なりのプライドはあるはずでしょう」など言っているうちに終わった電話でした。
イトコの彼も「気の毒な境遇だけど難しい人だからねえ」と言うのですが、。。。。。。。