現在85才の義兄のことで、例を申し上げたくなりました。
実母が心筋梗塞で亡くなっていますので、義兄は時々胸も痛むことがあるし、遺伝子のことも考慮して、もう10年前にもなりましょうか?、自発的に検査入院で心臓の検査を受けるための入院をしました。
朝「行ってきます」と言って出たまま思いがけなく病人になりました。
検査の途中でどこかにいた血栓が脳に到達したのです。作られたような脳梗塞になりました。
時に聞くことですが、手術でもカテーテルの検査などをするときには、いきなりしないで血液の流れを良い状態になるのを確かめてからでないと、施術しないのが良い医者だと聞きます。血液が濃いまま施術をすると血栓をおこす危険もあると言うことを知りました。
義兄は医者にも恵まれなかったのかも知れませんが「運」ですねえ。リハビリを始めたのが遅かった嫌いもありますが、自分で意欲的にリハビリをしないままで、リハビリセンターの空きを待つこと1ヶ月。
そこでも看護婦さんを頼っていたようなのでした。
中途半端に優秀らしかったから、直系の会社役員にはなりませんでしたが、或る大企業の下にある会社の社長もしていました。
6人きょうだいの長男として威張っていましたから皆さんそこそこにいい顔の部分だけで、たまの集まりにお茶を濁していた感じでした。
「右手が震えて字も書けなくなった」とか言いながらベッドから車椅子に下りてトイレに行っていた頃にお見舞いしたときには、私の立場は他人だし、良く思って貰いたいとも思わなかったので、義兄のアマッタレムードにたまりかねて言いました。
「右手がダメになったら左手でかけるように頑張ればいいじゃないですか。私だったら両手がダメになったら足で字を書く練習をしますけど・・・」。
義兄は何とも反応されませんでした。聞く耳持たずでした。
日毎に不自由になっていき、とうとう寝たきりになっていると聞きます。優秀だったか知らないけど賢くはなかったのでしょう。
義姉は義兄より2才年上ですから、自分も老いてからの看病は大変だったでしょうと想像できます。何でもハイハイの妻が良い妻とは言い切れないと思いました。
現在は施設で暮らしています。血液の流れは怖いです。