宝探しのようなに楽しみな蕗の薹。
20年近くも前のこと、たった一株の小さい苗を園芸やさんで買ってきて庭の隅に植えた。いつのまにか蕗畑のようになっている。
うっかりしていると花を咲かせてしまう。が、今年は寒さこらえて時々覗きに行っていたお陰で、9個は確実に春の風味を味わうことが出来る。
初めて一つだけ収穫したときにお味噌汁に浮かべた朝の爽快さには感動さえ覚えた。二度目は三つの収穫だった。新鮮な間にと大盤振る舞いで一つずつを一椀に添えた。
春の香りなど言っていられないくらいのバランスの悪さで、ほろ苦いどころか苦すぎて薬草の香りのようだった。
寒くてもオーバーなどを着込んで、頂く寸前に庭に出て採ったものを刻んでから温かいお味噌汁にパッと浮かべてふうふう言いながらいただくのが一番でした。
折角なら、春の風味を逃がさないように怠けないで、あと三つの蕗の薹を朝採れにして、まだ寒さで引き締まった間に、地生えの春の風味を贅沢な気分で味わい尽くそうと楽しみにしている。
一つの反省があります。小さく固い蕾は採らないで待ってあげれば良かったと思うことです。苦みを閉じたままで居てくれるのはありがたいことですけど。
スーパーで見る蕗の薹は結構膨らんでいます。