昨日のことですが、12月半ばになると「蝋梅」を届けてくださる友人がいます。ここ数年続けて持ってきてくださるのです。今年は真冬日が続いて「寒い、寒い」が口癖になった毎日であったからでしょうか、カレンダ-の進み方が早すぎた感じの私。頭では師走でありながら体が追いついて来ないのです。一度にあれやこれやが出来るような遣り手ではありませんので、予定を立ててコツコツと進めなければ何も出来ないでパニックに陥りかねない弱虫なのです。大晦日が近づいて、やっと今年の終わりを実感し始めた時の昨日まで「蝋梅」さえも頭から離れていました。インタ-ホンが鳴ると同時に「わたしよお--------」と元気な声。「今年は花の咲くのが遅い。蕾しかついてないけど上手に咲かせてみて」と言っていただいた蝋梅でした。透き通ったような淡い黄色の花びらとその芳りが大好きです。花が開けば数日間は芳りに酔います。外出もしないのにチョットしたアクセサリ-の一つでも付けてみたい気分になります。とても繊細で優雅な花ですのに、枝の張り方が荒々しいのです。そこまで主張しなくてもいいのにと思うくらい扱いにくい枝。とりあえずその昔に張り込んだ備前の花器に、蕾を落とさないように気を付けながらいけてあります。31日にでも添えたい花を買いに行きます。定期便のように毎年忘れず届けてくださる友人を、とても有り難く思います。幸せ私です。