一般質問(子ども教育環境について) | 福島県本宮市議会議員菅野けんじオフィシャルブログ Powered by Ameba

一般質問(子ども教育環境について)

3.子ども教育環境について

(1)保育の確保は十分か。新年度に向けた臨時保育士の採用状況について。

 

年間を通して募集をしている。新年度に向け、不足している状況にある。平成30年度は、幼稚園と保育所の職員について全体的な配置を調整しながら、待機児童を少なくできるような対応をしていく。再任用は退職者5名のうち再任用希望者は4名、新年度の臨時保育士採用は5名である。

 

(2)白沢地区の幼稚園の集約は

 

新年度の待機児童対策として白沢保育所に1歳児クラスを増設する。また、白沢地区の3幼稚園の園長を一人の職員で兼務していく。各幼稚園のPTA総会において保護者説明をさせて頂いた。その際、保護者の方々からは園長不在時のトラブル対応に不安があるという意見が出ており、園長代理として副園長が十分に役割を果たしていけるような体制を整えていきたい。

 

(3)多世代同居奨励金創設について

 

保育士不足の解消のために自分のお子さんや孫をみている家庭に対し手当てをするもので、広島県府中町や大玉村でも実施している。県内13市では同様の奨励金交付を実施している市はないが、南相馬市は定住促進と合わせ同居支援として行っている。広島県府中町のプラチナ手当があり、待機児童の解消、保育の重要度が高い低年齢児の保育に対する対応の一つと捉えており、本市でも保育ニーズを踏まえた上で、調査研究を進めていきたい。

 

(4)小・中学校のいじめ・不登校の状況は

 

いじめは、平成30年2月末現在で小学校13件、中学校17件の合計30件である。現在は解消しているもの18件、経過観察中11件、解消していないが改善している1件である。

不登校は、小学生9名、中学生14名である。

 

(5)今後、小学校が英語履修となるが、新年度からの対応は何かあるか。

 

平成32年度から新学習要綱に基づき、小学校における英語授業が全面実施となる。30年度、31年度については、移行措置として3年生と4年生が1単位45分を年間15単位、5年生と6年生が現在の35単位に15単位を加えた50単位となる。これらの全面実施になると、3・4年生が35単位、5・6年生が70単位を確保する必要があり、授業時数の増加対応として平成30年度から夏季休業日数を3日間短縮する。

また、学習面の対応として、英語指導助手の学校訪問を、平均2週間に1回の訪問から各学校1回の訪問として小学校の指導強化していく。なお、中学校の英語教員が小学校に出向き、6年生の全クラスにおいて英語の授業を行う出前授業を継続して実施していく。新年度新たに国際交流員についても現在の3名の英語指導助手に加えて学校訪問に協力していく。小学校英語授業のサポートも協力していく。