南達地域振興協議会総会
27日(金)15時30分より南達地域振興協議会総会が開催されました。
会長の本宮市長高松義行様より挨拶後、報告・議事が上程され承認されました。南達地域振興協議会は、合併前1町2村で広域的な地域の振興を図るため、毎年開催されておりました。その後、1町1村の合併により本宮市、1村の大玉村で開催しておりましたが、震災による影響で開催することが出来ず、平成23年から4年ぶりの開催でした。
総会後、野口邦和氏(本宮市放射能健康リスク管理アドバイザー)
のよる講演会が行われ、総括がありました。(下記参照)
1.福島第一原発の事故現場では、施設の廃止を目指して懸命の作業が行われている。
2.実施計画によれば、2020年度から最難関の燃料デブリの取り出しが始まり、2041~2051年に廃止措置が終了する。
3.計画通り進むか否かは定かでないが、事態の推移はしっかりと注視する必要がある。
4.深刻な事故を起こした東京電力の責任、そのような原子炉施設の設置を許認可した国の責任は、引き続き問わなければならない。
5.本宮市(15歳以下の子どもと妊婦)における2015年現在の追加外部線量は、年0.5mSv以下である。追加内部線量は追加外部線量の100分の1以下である。
6.事故前の状態に戻せという要求は正しい。しかし、例えば追加被爆線量をゼロにせよと言っても実現性はない。不条理感はあるが、追加被爆線量を合理的に達成可能な限り低くするよう行動すべきである。