2024年4月19~21日『北海道日本ハムファイターズ×千葉ロッテマリーンズ』エスコンフィールド | 雲をつかんだ日

2024年4月19~21日『北海道日本ハムファイターズ×千葉ロッテマリーンズ』エスコンフィールド

4月19日
ファイターズは3回、一死後に上川畑大悟選手が死球でメルセデス投手から、最初のランナーとして出塁すると、水野達稀選手が初球を二塁ゴロで二死二塁とし、続く郡司裕也選手も初球を叩いて一瞬にして1点を先制。

ファイターズらしい素晴らしい形で先制点を挙げた直後の4回、藤岡選手にヒットを打たれ、ポランコ選手に逆転ホームランを許す伊藤大海投手らしくないピッチング。

それでも、6回には藤岡選手、ポランコ選手、ソト選手を三者凡退に打ち取り、流れを引き寄せます。

その裏、先頭の水野達稀選手が二塁打で出塁し、上位打線という同点が期待される場面。
しかし、郡司裕也選手が一塁ライナーに倒れると、松本剛選手のいい当たりも山口右翼手に捕られツーアウト。
万波中正選手四球で、マルティネス選手もバッティングカウントを作り、甘く入ったストレートを強振しましたが、高々と上がった打球は距離が出ずスリーアウト。

こうなれば、当然の如く相手に流れがいくもので、山口選手の一発でリードを2点に広げられます。

しかしその裏、マリーンズが継投に入ってくれ、2番手の八木投手からレイエス選手がレフトスタンド上段に叩き込み、重苦しいムードを一変させます。


二死無塁から上川畑大悟選手がセンター前に落とすと、続く水野達稀選手がライト線を破り、上川畑選手が長駆ホームインで同点。

8回は先頭の松本剛選手が澤村投手から四球を選び、代走の五十幡亮汰選手が送られ、万波中正選手に送りバントのサインが出されましたが失敗して、結局、三振。

続くマルティネス選手も三振に倒れ、田宮裕涼選手の初球で五十幡選手が盗塁を成功させ、さらに送球が逸れる感に三塁に進みました。
しかし、田宮選手が四球で歩かされてしまいます。
そうなれば、レイエス選手に対してはスプリットの連投で、三回振りましたがバットに当たらず好機を潰します。

9回はイニング跨ぎの河野竜生投手がポランコ選手にフェンス直撃のヒットを打たれ、嫌なムードが漂いましたが、替わった金村尚真投手がソト選手を1球で6ー4ー3でしとめ、いい流れを作ってくれました。

最終回、先頭は今季一軍初昇格、初スタメンの清宮幸太郎選手。

前の打席で無様な格好で三振をしていた清宮選手でしたので、守備から交代されていても不思議はありませんでしたが、その清宮選手がマリーンズクローザー横山投手の初球を叩いてライトへ二塁打。


続く上川畑大悟選手がきっちり送りバントを決めると、マリーンズベンチは水野達稀選手、郡司裕也選手に故意四球で満塁策をとります。
ここでファイターズは代走から出場の五十幡亮汰選手に替えて、代打に加藤豪将選手を送ります。
ボール、ファール、ボール、ファール、ファール、ボールでフルカウント。
横山投手の投じた7球目は、インハイの際どいコースも、判定は「ボール」で押し出しサヨナラ勝ち。

できれば、打って決めて欲しかったという感じもありますが、選球眼がいいだけでなく、結果を欲しがらないタイプということで、加藤選手を代打に送ったのでしょう。
さすが新庄剛志監督です。





4月20日
今季2度目の生観戦。

ファイターズは初回、松本剛選手が二塁打で出塁すると、万波中正選手がレフト前に運びさい先よく1点を先制します。

先発の北山亘基投手はヒットは打たれるものの、要所を抑えてピンチらしいピンチもなく、5回を投げ終えます。

この時点で球数は71球。


「7回くらいまでは行ってくれるのでは」と思っていましたが、6、7、8回と三者凡退で抑え、裏の攻撃でツーアウトとなると、ベンチ前でキャッチボールを始めました。

なんとかして追加点をプレゼントしたい打線は二死無塁から、奈良間大己選手が粘って、粘ってレフト前に運ぶと、郡司裕也選手がセンター前で続くと、二塁走者の奈良間大己選手に代走五十幡亮汰選手を送ります。
当然、外野手は前進守備をしきます。
しかし、五十幡選手の足を持ってすれば、無駄な抵抗です。

松本剛選手が小島和哉投手の122球目をセンターに弾き返すと、あっという間に生還。


大きな、大きな追加点をもらい、ファンからの大きな拍手と、登場曲に送られて、北山亘基投手が最終回のマウンドに上がりました。
先頭のソト選手をショートゴロ、佐藤選手をセンターフライに打ち取ると、最後は代打の角中選手を150kmを超えるストレートの連投で、空振り三振にしとめ、4安打1四球1死球7奪三振無失点で、プロ3年目で初の完投、完封。

いやぁ~、感動しました。
やっぱり松本剛選手が打たないとはじまりませんし、9回のマウンドに向かう北山亘基投手の表情、めちゃくちゃ格好良かったです。




4月21日
ファイターズ打線は4回一死までノーヒットに抑えられましたが、松本剛選手がチーム初ヒットを記録すると、続く万波中正選手がレフトフェンスオーバーの先制2ラン。

さらに、今季初の"まんまる砲"で3ー0。





いつなら、この3点で終わるところなのですが、この試合では加藤豪将選手のヒットと、清宮幸太郎選手の四球でチャンスを作り、田宮裕涼選手、そして今季初スタメンの中島卓也選手が適時打を放ちリードを5点と広げました。

一方、先発マウンドの加藤貴之投手は、4回以外は毎回ヒットを打たれながらも、4併殺などで切り抜け、結局9安打1四球で無失点。


今季3連敗スタートだった加藤投手でしたが、初勝利は前日の北山亘基投手に続く完封勝ち。
これでもう大丈夫でしょう。
伊藤大海投手、山﨑福也投手、北山亘基投手、加藤貴之投手、4枚揃いました。
あとはバーヘイゲン投手と、上原健太投手、根本悠楓投手、鈴木健矢投手、福島蓮投手辺りですか。
あるいは、達孝太投手?矢澤宏太投手?細野晴希投手?
はたまたスン・イーレイ投手?
楽しみしかありませんね。
待ってますよ。