なんだろう

今日は色々あった


と言うか

なんにもなかった

なんだか疲れました

きょうはもう寝よう


みなさまおやすみなさい

心に重点を置いたケアを提案してくれる人や

「そんなにヒマなら アルバイトでもしたら?」と

労働をしてお金を稼いで、豊かな暮らしをおくる事を勧める人もいる

もちろん こんな 中途半端な人材を必要とする企業などある訳も無いけど

取り合えず 人材登録会社に登録してみた


驚いたことに、と言うか当たり前だけど、

僕ってなんの資格も持っていない!

唯一普通運転免許にチェックをいれたものの

免許が無ければ 資格のチェック項目は全滅なんだ

それにしても、世の中には よくもまぁ 色々の資格なり技能なりが

存在していて

その資格を実際に取得している立派な人々が存在するのだと分かっただけでも

人材登録を勧めてくれた友人に感謝した

かといって

一念発起ユーキャンのホームページを見たところで

今更資格を取るための勉強など

出来るはずも無い人間だってさすがに自分のことは分かっているし

悲しい気持ちどころか


ぼやぼやしていたら

失恋だけではなく

何かもっと深刻な病状になりつつある

本当にいよいよヤバイのか?なんて

眠れない夜を過ごし始めていた時に

シーマン的友人の一人が

「あんたさぁ、暗い顔してないでさ」

「昔みたいに、音楽でも始めてみたら?」

へ? 音楽?

「あんたは、歌も歌えるしさ、ギターも弾けるんだから」

「前みたいにさ、明るいステージにでも立って、キラキラしてみたら?」


音楽?

そういえば、最近唄ってないや

気がつけば背中を丸めてうつむいて歩いている

前を見るどころか

下ばかり見ていて

明るいキラキラしたものに接していないな


部屋の片隅にうっすら埃が積もりだした僕のギターが

何かを語りかけるなんて運命的なことなどないけれど

とりあえずギターの弦でもかえてみようかな


ギターの弦を買いに行くお金くらいはまだ残っているし

なんてったって

ギターを弾くだけの時間はたっぷり売るほどある訳だし


僕のカラダは

彼女を失った

「悲しみ」という成分だけで構成されていた。


正直、まわりの友達にも嫌われていると

うすうすは気がついていたけど

こんな、グダグダな時間を過ごすのも

多分この後の人生において

少しばかりは有益なのではないか?

なんて

ばかばかしい、言い訳さえ用意して

友達に甘えてすごしていた。


夜中に迷惑を顧みず友人達に電話して

うだうだと回顧録を紐解くお年寄り政治家のように

彼女が僕に対して気を引くような言動をした事実を

延々聞かされた友人達は

最初の頃は僕の失恋に気を遣ってくれて

常に適切なそして、紳士淑女的な態度で僕に接してくれていて

ますます、そんな甘やかされた状態を

母親の愛情を

弟が出来るまで

まさか

自分以外の人間をそんなに可愛がる事がないと思って成長してきた長男のように

毎日続く甘い癒しの時間を善男善女から享受していたとある日曜日

ついに

友達の一人がブチ切れて

いつまでも、この失恋に浸っている事もできないのだと観念する日がやって来た。


そうなると

今度は有り余った時間

彼女との長電話やメールの遣り取りや

デートや痴話喧嘩や

SEXのために費やされた

その時は 無駄だとはまったくもって思いもしなかった多くの時間が


そんなことをしなくなった瞬間に

こんなにも僕の人生には有り余っていたのかと思わせるほど

まったく なんの そう、まったくなんにもする事が思いつかない時間が

厳然と自分にはあったことに驚かされ


明日どころか

今日この瞬間以降 なんの予定もないヒマな男子になってしまった。


生活の一部になっていた夜中の長電話やメールの必要性がなくなると

携帯電話などという機械は

抜き身で枕元においてある

研ぎ澄まされた包丁より危険な存在だと気づかされる


うっかり寝返りを打った瞬間

顔やからだを傷つける位ならまだよっぽど包丁を敷き詰めて寝返りを打つほうが

カラダにイヤ少なくても心を傷つけることはないと思える

誰からも 少なくとも彼女からは

決して連絡も来ない事が理解出来ると


大好きだったミスチルの新曲を彼女用の着メロにしていたことを後悔させる日が来る

こんなことになるのなら

あの曲は着メロなんかにしなきゃ良かったと

後悔しても、もう遅い

鳴らない電話と思うなら、触らなければ良いと思って電源を切れる人は

この国の将来を憂いて

後世に名を残すヒーローになれるヨ きっと!


人は時間を持て余すと何を思う?

自分の存在価値を疑う

なんのために自分は生まれてきたのか?

なんて、大げさじゃないけど

その時の僕はそう思い出して


さて、またまた、まわりにいる僕の友人達は

新たなる面倒を背負い込むことになる


「僕いまから何をしたら良いのでしょうか?」などと真剣に聞いてくる

バカ男の心のケアまで

まさかお金も貰えないのに相手をするヤツはいないと思うけど

僕の友人達は格別のお人好しか、僕以上にヒマなのか

そんな馬鹿げた質問にも熱心に答えようとしてくれる人々で


やれ「般若心経を唱えろ」とか、やれ「ボランティアへ行け」等と