Vol.10

宝石を着替えると、出逢う人も変わります
たった一つの宝石が、人生をかえるかも しれません。

広島の ジュエリーコーディネーター はやし かよです

45歳からの女性に必要なのは、

「手放す」

これ、宝石に限らず かも。

持ち物をシンプルにして、必要なモノを鮮明にする。
生き方も、仕事も
あれもこれもtと欲張らず
目標をシンプルにする


例えば

私は、車でご自宅や職場を回って、宝石の販売をするという仕事をしていますが、極度の方向オンチと運転下手です。17年前は、ナビも普及してなかったので、コピーした地図を行く方向に合わせて回し、回し見て。人が30件飛込み営業する所を、私は半分も回れませんでした。


(↑勤務先の生協 2000人の職員・パート職員さんの中で、ベスト5に入る脱輪のプロでした 情けないけど、ホントです)


アポなし営業で、断られるのもイヤでした。

元々外交的な性格ではありませんでしたし。

そこで、アポなし訪問は、やめました。
一日に何軒も回るのも、やめました。



私が逆の立場でも
家に居たとして、「突然宝石を見て下さい」ってこられても、困ります。自分が嫌な事は、人にもしない。


訪問件数は、他の人と比べて、がくん と減りましたが
その分、お客様の顔を思い浮かべて、どんな提案が喜ばれるのか・どんなタイミングでおうかがいしたらご迷惑でないのか それを考える事に時間を咲く事にしました。

基本的には、アポをいただいて訪問する。お客様の時間を無駄に使わない。

今もそう心掛けています。

さて、話を戻します。
私は、宝石(頂きもののアクセサリー類も含む)を手放す時、一つ一つ手に取り、3つに分けます。

①使うもの
②使わないけど、持っておきたいもの
③処分する



は、例えば、今24歳の長女に、譲りたいモノ。
娘に聞いて、「これ、欲しい?」 「いらない!」になったら、②→③に潔く、移します

③の処分する。
アクセサリーなら、フリマやバザーに出す。(私の場合、そういう事が得意な友人にお渡ししします)お土産物でいただいて、キモチ的すぐには処分できないモノは②に移します。(キモチに逆らう事は、しないでおきましょう!)

貴金属の場合は、金やプラチナ部分はその日の相場で売る事が出来ます。片方無くしたピアスや切れて使わないままのネックレスも、どんな小さなものでも、0円にはなりませんので、捨ててはダメです。

本物のプラチナや金には

Pt900 とか K18 とか K14WG と刻印がしてあります。
もし、わからない場合は、貴金属買い取りコーナーに持っていくと、調べてくれるので、気軽に聞いてみましょう


私は、③の処分する。の中に「あげる」という選択肢も入れています。


うちの母(73歳)は、全く宝石に縁のない人で

興味もないのかなーと娘ながら思っていました。
生協の展示会に来ても「かよちゃん、一番安いのは、どれ
」って大声で言うから
その後、呼ぶのをやめました恥ずかしいので。

そんな母ですが、私が、似たデザインの指輪を2個 買ってしまってて、

「これ、着ける?」と渡すと(写真左のリング)
とっても嬉しそうで

その後会ったら、「友達に褒められた!娘に貰ったと言うとうらやましがられた」
と、24時間つけっぱなしで、楽しんでくれています

(←ホントは炊事やガーデニングの時は、はずして欲しい指輪なんだけど。まいっか)


母は、元々絵を書く人だったので、美しい物が大好きです。
宝石も決して嫌いなわけはなかったけど。何万、何十万もするモノを自分の為に買うという発想を持っていなかった。それだけでした。


この年になるまで、借金・離婚・娘の不登校~ひきこもりと 母親には、心配ばかりかけてきましたが、
「宝石を贈る」それよりも 「宝石を楽しむ時間を母に贈る事」が出来て、唯一よかったなーと。



でも

ケチいわたくし。
「死んだら。返してもらっていい
  なーんて、つい言っちゃうわけです。


ははは!


笑ってたら。
またまた、母と宝石にまつわる面白い話を思い出しました。
明日はコレ書きます
お楽しみに