Vol.9

宝石を着替えると、出逢う人も変わります
たった一つの宝石が、人生をかえるかも しれません。

広島の ジュエリーコーディネーター はやし かよです

昨日の続きで、
私が宝石を、さほど沢山持っていない理由
(あ、宝石を販売している人にしては、よいう意味で)
普段良くつけるピアスとネックレスは、ほんのこれだけ
↓   ↓   ↓

①整理整頓が苦手なので、宝石に限らず、持ち物が少ない
②宝石に限らず、飽きっぽい
③たくさん買うほどの、財力がない


それもありますが

一番の理由は、宝石は着替えていくものだと実感しているから

宝石は一生ものですから、、、。コレ良く聞くセリフです。
こう言って、販売しているジュエラーさん、多いです。


17年間、宝石の販売をしてきて、
お客様をずうーーーっと見てきて
私自身も、宝石を買うことを重ねてきて


宝石は、一生ものではない


そう、感じるようになりました。
物理的には、無くさない限りは、一生どころか永久的に形は残るでしょう。
でも、一生という長い時間、付ける人にマッチしつづけるかと言うと、

それは違います

フォーマルの真珠等は除いて
↓   ↓   ↓


一生モノなどど、きばりすぎて買うと、年に数回しか出番のないタンスのこやしです。何人も見てきました。


「それでもいい!」とおっしゃるなら、それも価値観。尊重は致します。


でも
それでは、もったいないんです。
宝石の効果を生かせない


宝石の賞味期間は、最長10年と心得て、使いきる

その人のシンボルの如く
自分の分身かの如く


宝石は、着ける人を引き上げてくれます。
それは、第三者の好感・信頼を得る事も事実です。


きばりすぎて、宝石を買うのではなく。
10年という、いっけん遠く感じる時間の先に
それが似合う私になる と 描いて
少しだけ、つまさき立ちの感じのものを 自分の為に、自分で求める。


45歳も過ぎたら
「買ってもらう」は卒業して
「自分で買う」


私は33歳で、宝石の販売の仕事に着きました。
その年は、私にとって最悪な年でした。
この仕事に出逢った事を除いて。当時は、それすら最悪だと感じていましたが。
(話すと長くなるので、この話はまた。)


不幸の底にあるとき、女性のあこがれの宝石を販売する
貧乏の底にあるとき、富の象徴と言われる宝石を販売する



皮肉なもんだなーと。


私はそんなスタートでしたから、
宝石が、支払う対価に見合う効果を 着ける人に与えるモノになっていないと嫌なのです。


私が一番最初に、自分のお金で買ったのは、3万円の金の指輪。
月々3000円ずつ支払って、やっと手にしました。
本当に、当時、それがやっとやっとでした。

次は、もう少し背伸びして、118,000円の黒真珠のペンダントを買いました。
これまた、月々すこしずつ支払って。本当に良く使いました。それしか持っていなかったから。
でも、お客様に褒めて頂きました。「センスがいいわ」って


当時の私は、


(貧乏だけど)貧乏くさく見えない ってのがテーマでした


金のリングも、黒真珠のペンダントも、その次に買ったダイヤのペンダントも、50歳になった私には淋しすぎます。でも、支払った対価に余りあるほど、使い切り、その効果も得ました。


①使うもの
②使わないけど、残すもの
③処分するもの



この3つに分けて、宝石を着替えてきました。
その結果、50歳の私がコーディネートしやすい、シンプルな内容に落ち着いています。


③処分するは、思わぬ効果もあるんです。
明日は、このお話を。