春めいてきました。
庭のビワの木に、それとわかる小さな実がたくさん。
美味しいのかどうだか。何せ引っ越してきた新参者なので知る由もないですが、楽しみです。仮に甘くなくてもコンポートにしたらどうだろう。
最近、案外慌ただしいです、年度末だから。
ありがたいことに、終わるものより始まるものが多く、いろんなテイストの物件を、にわか仕込みの知識で知ったかしながら台本書いて、あーせいこーせい言って撮って、切ってつないで切ってつないで延々やって、短い、ごく短い尺にぎゅーぎゅー詰めて、笑わせたり泣かせたり(泣くようなことはあまりないか)。
伸び代あるよ〜まだまだ。
貪欲だよ〜。
ま、キャパは自ずと限られます。
仕事を選ぶということは、今のところありません。来る仕事はみんな受ける!
「オレは1時間の番組を任されるディレクターで、2〜3分のミニ番組やってるディレクターとは違う」
と酔った勢いか自慢げに言い放ったことがあった。
こいつアホかと思った。
お前なんか、2〜3分で内容まとめる読解力もないくせに。
顧客満足って言葉、知らんだろお前。
2〜3分のミニ番組にお金出してくれてるのは誰なんだ、と。
時間長けりゃエライんか、と。
CMなんかたった15秒とかですけど。
1時間もかったるい独りよがりなVつないでんじゃねぇよ。
と、今なら言ってやるがね。
その頃の私は、その愚かなDと変わらんぐらい、ミニ番組の難しさ、面白さを理解してなかったのかもしれん。
奥が深い。
(そしてギャラは決して高くないw)
話変わって都会にいるムスコは、帽子作りの傍らヴィンテージジーンズのリペアの仕事をしている。
その細かさたるや!
いつの間にこんなに几帳面なことができる男になったのか、とても不思議だが、
勝手にいい男に育って嬉しいよ。