にほんブログ村 小説ブログ SF小説へ
ほんブログ村

 

 

 

 

ブログ連載一周年を記念し、ストーリーのまとめの為Wikiを制作しました。

 

こちらをご覧になれば、あらすじ等の理解に役立ちます。

 

但し、まだ制作中の部分も多々あります。

 

こちらは ↓ Wikiへのリンクです。

 

 

 

 

このQRコード ↓ によりWiki版に移動できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログ連載一周年を記念し、ストーリーのまとめの為Wikiを制作しました。

 

こちらをご覧になれば、あらすじ等の理解に役立ちます。

 

但し、まだ制作中の部分も多々あります。

 

こちらは ↓ Wikiへのリンクです。

 

 

 

 

このQRコード ↓ によりWiki版に移動できます。

 

 

 

 

 

「というわけでタヌキの持ってきたチップは役に立ちそうです」

「なんだか解らないが、役に立ててうれしいよ……」

 はて、でも何の話をしているのか解らなくなってきた。

 データーアンドロイドと話していると、大概そうなるんだが。

 

 

 

 

「山のようにあるパンチカードを読み込ませた後使えそうなプログラムが発見されたとなると読み込ませ作業にも力が入るというものなのではないのでしょうか」

「考えようによっては、頑張ったけど読み込ませた後、どうファイルを整理していいかわかりもしない状態でいるよりいいかもな」

 全然よくないかもしれないし、もしかしたら物凄く喜んで作業をしているかもしれないし、その辺は解らない。

「あとまだ未解明ですが使えそうなファイルも有りますので解析作業中です」

「わかった。あとだが、特異点を使って、共和国領域と、例えば帝国領域を繋いだとする。繋いだだけでは帝国側から何ら口出し出来ないということは解った」

「偶然だと言われてしまえばそれだけのことになってしまいます」

「艦隊が通過したり、攻撃兵器が特異点越しに発射されたりすれば、その時点で戦争行為と看做していいんだったな」

「学説ですが法律論からすれば間違いなさそうとのことです」

「どの辺までよくてどこから駄目という線引きは難しいんだろうな」

「そうなります例えば一つ目の特異点を使って攻撃ポイントを特定するための測量を行ってもやはり何も言えず次に照準を完全に定めた攻撃がなされた時点で始めて反撃出来るという事になりかねません」

「完全に照準調整用レーダーであっても、特異点越しだと文句も言いにくくなるという事か」

「はい例えば同海域内で同盟国同士の艦隊演習中にとある国の艦船が他の同盟国の航空機に照準調整レーダーを照射するなどという考えられない事態が起れば問題ですが特異点越しですと偶然調査用に照射したものが別星系に飛んでしまったと言われれば逃げおおせられます」

「では、少し例を変えてみる。特異点越しに一回だけ、ほんの短時間艦船が出てきたとかいうのは?」

「ごく短い時間で一回だけですと偶然性を主張されればそれまでかと思われます」

「仮にそういう、艦船が特異点越しに姿を現す事態が生じたとしよう。その途端に特異点が消えて、ワームホールの向こうに帰ることが出来なくなった場合などはどう解釈されるんだ?」

「事態によりますが即時攻撃してこない限り遭難船もしくは難民船扱いになると思われます」

「一隻だけならそうなるだろうな。だが、重武装の艦隊が、ここで言うところの偶然にて、現れてしまった場合は?」

「その場合が帝国領内であった場合は帝国艦隊が平和的に包囲し外交交渉を行い指導に従うのなら遭難もしくは難民扱いです」

「勿論帝国艦隊到着前に、攻撃行為を行ったならば、戦争行為だな」

「間違いなくそうなります」

「しかし……。ハーーーーー。ややこしすぎるな」

「そうですね」

「そうでしょ……。それに加えて、まだ解明できていないんだが、ハイエンシェントって奴まで使うんだぞ、奴らは。それも、以前、科学とハイエンシェントの超絶合わせ技を使った実績が有るんだぞ」

「その件については参照にして対抗策を講じるための資料が全くと言っていい程ございません」

「いいよ……。データーアンドロイドが極めて客観的にしかものを見ないのは解ってるから……」

 でも少しくらい、慰めたり励ましたりしてくれよ。

「その件についての資料というのはどうやれば集まるのかについては全く分かっておりません」

「当たり前だろ。化学兵器とハイエンシェントの合わせ技なんか、そうそう何度も喰らいたくない」

「しかし教祖の座に収まることが出来たのでそれらについて何らかの資料を集めやすくなったとか言う事はございませんか」

「全くもって無い。教団も、もっとおどろおどろしいところかと思ってたんだが、完全な偽教団だ」

「極秘資料とかそういったものも見つかりませんか」

「有るかもしれないが望み薄だな。教祖の座に就いたんだから資料といえるものは全部閲覧できると思うが、こっちにあるのはキンキラキンの調度品に、偽教団運営ノウハウを長年ため込んだ生臭幹部っていったもんしかない」

「やはり表立って活動をしている教団に探りを入れてもめぼしいものは見つからないという事ですね」

「ボロボロの博物館レベルの通信機で、本部とか言う教団を裏から操ってる組織と連絡が取れることが解ったのが、数少ない収穫なんだが、今のところ連絡は一方通行で、こちらからは無理だ」

「教団は只の飾りで有るとしても今のところ最も早く情報を受け取ることが出来るというのは確かですね」

「呼び出されることもあるらしいんだが、その敵の本部内になのか、それとも出張所みたいなところになのか、それすらわかっていない。繋がってる線は極めて細くて不安定ってところだな」

「教団に入り込めて教祖にまでなられたのですから充分な収穫が有ったと思われますので引き続き任務を遂行してください」

「ああわかった。最近大きな神事を突然執り行えという指令が、急増してるから、何かも掴みやすいと思う」


 

 

 


にほんブログ村 小説ブログ SF小説へ
ほんブログ村