著者 岩波 明さん
「発達障害という才能」
発行 SBクリエイティブ㈱ SB新書 から

発達障害っぽいと言われることがあります。
もしそうなら、例えばどんな強みがあるのか気になりました。

第1章 発達障害こそニューノーマルの時代に活躍できる
第2章 ビジネスで発達障害を活かすには
第3章 企業家と発達障害
第4章 アートで発達障害を活かすには
第5章 日本社会と傑出人
第6章 異能の人を活かす社会に

と進み、巻末に著者と(テルマエ・ロマエの作者)ヤマザキマリさんの対談が収録。
「才能を活かすために必要なことは」から

(ヤマザキマリさんが、敗戦したあと、マッカーサーが来るまでの2週間の間に日本人が何をやったかというテレビ番組に出た時の話。)無法状態でリーダーもいなくて、政府も守ってくれない、敗戦したことでみな傷ついているなかで、(中略)自分たちでうまく生き延びていく術をそのときになれば発揮する日本人はすごい。
それを受けて 
民間の誰かがしっかり考えてシステムを作り、あとで行政がそれを支援する形のほうが機能する。
といった話が展開されていて、役割が求められても機能しない組織というのは珍しくなく感じました。
他に、有名人や歴史上の人物を今の物差しで計ると別の人物像が現れることがあり、こうしたことは時が進むほど多くなるのでしょうね。
自分の特性を知ること、活かすことは、絶えず自分の中の固定観念の更新をして見直していきたいです。