しゃべれどもしゃべれども

WEBに仕事人の記者会見？がレポされてました。
実はまだ大倉源太の動く姿は確認してないのですが、尚更楽しみになりました。

ところで先週、国分太一くん主演の映画『しゃべれども しゃべれども』を見てきました。
この映画、前評判が非常によくてものすごく期待してたんですよね。

童話作家出身の佐藤多佳子の原作もほっこりとしていいし、監督は『愛を乞うひと』の平山秀幸。
公式サイトを見ても期待させる要素がいっぱいで・・・

きっと期待しすぎたのがまずかったんですかね。。。

以下、ネタバレ＆強烈ダメ出しありです。



一人一人、演技には申し分なかったです。
特に国分くん演じる落語家は、相当な訓練を積んだことが伝わってくるし、落語への愛すら感じます。
一人一人、それぞれの役を丁寧に演じていたと思います。

今回の問題点は、脚本と編集。それに尽きると思いました。
というのも、これだけの内容を出し切る尺は十分あるのに、無駄に落語のシーンが多く、『会話が苦手』と言い切る美人なだけが取り得の十河（カリナ）のバックグランドがまったく見えず、謎なまま終わってしまっているし、そんな彼女の為に行動し、惹かれていく三つ葉（国分）の"気持ち"の動きが見え難いのだ。
最後のオチとして二人が恋愛関係になるというのに、そこが描かれていないのは大きなマイナスポイントかと思う。
編集という点では、山場のシーンが『落語教室の発表会』でなく、その前に三つ葉の自分の落語スタイルを掴んだところにフォーカスされてしまったこと。この為に、その後がたるんでしまい、魅力的なシーンとして映らなくなってしまった。（私はその辺でちょっと寝てしまったくらい）

登場人物それぞれ、原作にも魅力があるはずなのに、非常に残念です。

こんなんだったら『サイドカーに犬』の方を見ればよかった・・・何て思ってしまったり。
（タダ券じゃなかったら、お金を捨てるようなもんだな、ぐらいの勢いでがっくりしました、私も友達も。）

はずれがなかった単館映画で、こんなの初めてでショックでした。
これってJの裏工作なんでしょうか？テロップに思いっきりジェリー藤○さん＆ジェイストームの名前があったんですけど・・・
ジェイストーム、ファンタスティポが面白かったからバカに出来ないと思ってたけど・・・うーん・・・